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社長ブログケヤキの木の下で

2012年11月21日

版築(ばんちく)もいいかも

こんばんは
紙太材木店の田原です。
朝から恵那でこんな研修
11.21.2012no2 001.jpg
新住協、金子建築工業さんの所にいました。
その後はPTAで
ようやく帰ってきたところです。
本日は土塗壁での断熱や気密の取り方の研修
古い土塗壁の家屋でも相当程度の断熱や気密が取れることが分かりました。
実際の研修は新築の現場で行ったのですが
古い家でも応用が出来ます。
現に社長の金子さんは土壁の自宅を改修し
かなりの実測数値を出されています。
土壁というと、古いイメージがありますが
ドイツでは環境負荷の少ない壁として注目されています。
土壁の大きな熱容量を利用し同時に環境負荷が少ない、
ある意味最先端の家が土壁の家。
こちらの写真
11.21.2012 067.jpg
厚さは30センチほど
気密と断熱がしっかり取れてる家で
熱容量の大きなこのような壁をつくると
この壁自体があったかい。
熱しにくく、冷めにくいわけで
これはすぐにでも利用できそう。
といっても、気密や断熱がきちんと取れていない家では
逆に蓄冷物になってしまい
近くに寄るだけで悪寒がするほど寒く感じるわけで
自信のない工務店はNG
これからの時代、
断熱や気密、エネルギー計算がきちんとでき
同時にその施工がしっかり出来る事が工務店としては必須条件
スマートハウスやHEMなどと言った機械設備ではなく
住宅の基本性能をいかに高めるか
その上で年間エネルギー消費量がどれだけ必要な家なのかを見る必要があります。
機械設備に頼った見かけの数値に騙されてはいけません、
機械は何れ壊れます。
地域に最適な住まいは
全国規模のハウスメーカーでは困難
現に岐阜県でも私の住む川辺町と恵那
では大きくちがいます。
気象条件や方位、日射など様々な要素を検討して
その家に最適な断熱材、サッシ、換気システムを作る必要があるわけで
十派ひとからげでというわけには行きません。
心地よさにはデザインが必要ですが
暮らし易さには性能が必要です。
どこの住宅も性能なんて差がないなんて思ってないですか?
30年、40年というスパンでみると
驚くほどの金額の差になります。
このお話は次回に続きますね。
それでは
皆さん、次回をお楽しみに。

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