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社長ブログケヤキの木の下で

2014年5月12日

換気システムに対する専門家の意見

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先週は百年の家プロジェクトの定例会
以前もお話ししましたが
日本の家の住宅性能は今大改革が始まってますが
ほとんどの住宅購入検討者はそのことに気づいていません。
もちろん実務者(設計者、工務店、ハウスメーカー)の多くも
消費税に気を取られて同じような状況
数年後あの時がと気づいた時には
誰も彼も後の祭りかもしれません。
紙太材木店のような小さな会社でさえ
新築住宅の性能仕様は
昨年と比べても格段に向上してます。
つまり
昨年建てて頂いたお客様、
ゴメンナサイという状況
昨年より今年の方がずっと性能があがってます。
紙太材木店の住宅性能への取り組みの基本は
換気システムをどう構築するかにつきます。
換気システムを学べば
人はもっと健康になれます。
現在は昔のように通風さえ考えればよかった時代ではありません。
昔でさえ通風は涼を取るためとういうより
空気を入れ替える意味合いのほうが強くあります。
現在の住宅でより健康に暮らそうとすると
住まいの温熱環境をより良いものにしなければなりませんが
そのためには換気システムの構築は避けて通れません。
それは昔の住宅の通風と同じ意味を
いやそれ以上に大きな意味を持ちます。
もちろん断熱材を厚くしたり
サッシの性能を上げたり
隙間をなくしたり他にも大切なことはあります。
結局
いくら断熱材を厚くしても
サッシの性能のいいのを使っても
C値が小さくても
Q値が良くても
換気システムがダメなら
意味が無くなってしまうわけで、
健康には暮らせません。
グーグルで
第一種セントラル換気システムと入れると
4番目にオカトミのデライトが出てきます。
2014.5.12現在
同じように
第三種セントラル換気システムと入れると
3番目にデライトが出てきます。
はっきり言ってそれほど出来のいいHPではありませんし
一般の方が見てもあまりよくわからないと思います。
SEO対策なんてこれポッチも考えられてなさそうです。
そんなHPを誰が検索するかといえば
実務者つまりその道のプロ達でしょう。
でなければ検索上位には上がってきません。
さてその第一種換気システムの欠点は
システム内の結露とフィルターの目詰まり
給気ダクトの汚れ
昨年行ったドイツのパッシブハウス
ローク邸のフィルターにも
大量の塵や埃といったハウスダストが見られました。
043.JPG
第一種熱交換式セントラル換気システムでは
結露は避けて通れない
結露すればハウスダストがこびりつき
フィルターは頻繁に交換する必要が出てくる
同時に給気ダクトに溜まったカビや花粉は
掃除ができない・・
先進的な住宅を作る会社や設計事務所、HMも
第一種熱交換式セントラル換気システムを勧めているが
実はどこも提案する側であることに留意する必要があります。
彼らは空調の専門家ではないことも
こちらのコラムは空調の専門家のもので
日本輸入換気システム連盟が書いてる
工務店や設計事務所、HMは住宅の専門家かもしれないけれど
空調の専門家ではない。
(同時にシロアリの専門家でもない)
その道の専門家はどう見ているかを知ることは
非常に重要なことです。
とても大事な換気シスム
耳障りの良い言葉の裏にあるものをよく見る必要があります。
熱交換率90%以上なんて言葉にも刺があるかもしれません。
フィルター交換は3ヶ月に1度という言葉にも
PS
簡単に計算してみましょう
家の容積を300m3とすると
2時間に1回空気を入れ替えるから
1時間に150m3の空気が直径20cmほどのフィルターを通る
24時間では
150m3×24で3600m3の空気
それが3ヶ月、90日だから
3600m3×90日で324.000m3
32.4万m3の空気って
どれくらいかというと
50mプールで言うと
深さ2m、幅15m、長さ50mで
1杯1500m3
32.4万÷1500で216杯分!
花粉もpm2.5も両手ですくえるほど溜まっているかもしれません。

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