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社長ブログケヤキの木の下で

2014年10月6日

断熱材より 先ずサッシ

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
台風養上
すると来ないし
しないと来る
なんとかの法則ですが
そんなことは気にせず、可能性があるなるするのが基本
ということで
週末は現場やら自宅の台風養上
ずぶ濡れで悪寒すら感じました。
今現在、養生のおかげか雨も風もほとんど無いことに感謝しなければなりません。
2014-10-06 004.JPG
連子格子の内側は昔ながらのガラス窓なので
外側に合板を固定します。

さて、
暖かい家をお望みなら
断熱材より先ずサッシ。
その理由はいつもこのブログをお読みの方はご理解頂けると思いますが
もう一度お伝えすると
家から暖房した熱の逃げていく割合は窓からが50%
残りが床、壁、天井
面積の割合から言えば
床、壁、天井の面積を100とすると
窓の面積は10%程度
そこから50%の熱が逃げていきますから
断熱材に何を使うかとか厚さをどうするかより
サッシを高性能なものにしたほうが遥かに効果があります。
効果がある上に
コストパフォーマンスもいいのが嬉しいところ。
現場発泡の吹付ウレタンも高性能GWも
断熱性能の熱伝導率は同じ0.035w/m2・K
金額はHGW(高性能GW)に比べウレタン吹付は倍
性能自体は同じで金額は倍ですから
CPはよくないということを覚えておいてください。
壁の厚さは
軸組の在来工法であれば105mmか120mm
2×4であれば89mmか138mm
断熱材の性能は厚さに比例しますから
この壁の厚さの中にどんな断熱材を入れるかで
断熱性能が変わってきますが
壁を厚くしようとすると
値段もグンと上がります。
実は壁を厚くするより
サッシを高性能化する方がグンとお安くできます。
壁を厚くするのにプラス50万円では足りませんが
サッシの高性能化にプラス50万円なら
家の性能はグンと上がります。
つまり、とても暖かい家になるのです。
なんといっても
一般に使われてるサッシのペアガラスの断熱性能は
厚さ1cmの断熱材と同じ断熱性能しかないのですから。
厚さ1cmの断熱材と言ったら
吹けば飛んでいきますね・・・・
それがサッシの断熱性です。
壁の10分の1しか断熱性がありません。
これから家を建てようとされる方は
デザインや間取りも大切ですが
サッシの性能をきちんと調べておくと寒いということで損はしません。
もっとも、
私の言う寒いは
真冬に素足でパジャマを着て
家中どこでも寒さを感じずに行ける
ということが基準になります。
そんな家に住みたいと思うのは
今ではごく普通のこととなりましたし
多くの方がそのような生活をしていますが
そんな方は皆さんそれなりに
サッシの性能についてお調べになっています。
今日はサッシの熱貫流率について
もう一歩踏み込んだお話の予定でしたが
前フリが長くなりすぎました。
次回は
あてにならないサッシのカタログに出ているU値
の予定です。

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