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社長ブログケヤキの木の下で

2014年12月15日

日本の冬は、科学的に考える

おはようございます、
紙太材木店「¥の田原です。
昨日お岐阜の最高気温は2.5度
日中でさえこの程度ですから
朝昼晩の冷え込みがほぼ同じという
かなり寒い一日でした。
さて、土曜日の日本経済新聞の一面に
省エネ基準が義務化される記事が出ていました。
2017年度から一定の面積の建物から義務化になるようです。
住宅はしばらくは猶予期間がありますが
国は着々と建物性能の向上を図っています。
以前もお話したように
国はすべての建物の性能を向上させ
そこで消費されるエネルギーを極力減らす方針です。
ですから、
一定水準以下の性能の建物は(特に断熱性)
今後規制の対象になっていきます。
自動車の燃費に関しては
プリウスが出ることにより
消費者の意識も劇的に変わりましたが
住宅ではいつまで待っても変わらない低性能と消費者の意識に
国が我慢できずに性能規制に乗り出したというのが
ホントのところかもしれません。
ネットで調べれば
日本のサッシの性能が諸外国(欧米はもとより、中国や韓国に比べてさえ)
に比べて格段に性能が落ちることがわかりますし、
家の中の暖かさの半分がサッシから逃げていくということも
調べればすぐにわかります。
サッシを今流通しているペアガラスにしたぐらいでは
全くと言っていいほど性能はあがりません。
未だに日本で建てられている住宅の9割以上は
欧米基準の断熱性能や換気性能、気密性能で見れば
それはそれは貧しいもの
でも不思議なことに誰もそれに異を唱えることはありません。
報道の自由度という指標があります。
皆さんは日本のマスコミによる報道が概ね公正だと思ってるかもしれませんが
国際的な見解は異なるようです。
特に2011年以降
日本の報道の自由度は2ランクも下がっています。
これは原発に関するものが影響していると思いますが
果たして原発だけなのかも考える必要があります。
日本の貧しい住宅性能
今のままでいいんだよ、
日本の冬は寒いんだから
家の中も寒いのは当たり前、
少しくらい寒いほうが体が鍛えられて
抵抗力も強くなりますよ
そんな言葉に納得しているとすれば
知らない間にマインドコントロールされてるかもしれません。
日本の冬は、科学的に考える
ということが必要です。
冬の室内温度は何度以上を保つ必要があるか
その理由は何か
その温度を保つためひと冬の暖房費はいくらかかるか
そのための断熱性はどの程度にしなければならないか
換気システムはなぜ必要なのか
換気システムが正常に稼働するためには
気密性能はどの程度必要か
健康に暮らすための室内環境は
全て数値で表すことができる時代です。
10年もしないうちに既存不適格な家にならないためにも
じっくり考えましょう
今なら○百万値引きなんて言葉に釣られてはいけません。

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