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社長ブログケヤキの木の下で

2015年10月5日

停滞している住宅の断熱性 - 断熱材は毛糸のセーターじゃない

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
少しづつ寒さが忍び寄ってる美濃地方です。
飛騨地方では既に松茸も出ているようですから
週末あたりはキノコ狩りに行けるかもしれません。
先日TVでしいたけ栽培の名人が
しいたけの菌床を水に浸けたり
叩いたりして刺激を与えるとよいと言ってましたが
川辺町でも8月に雨が多く降ると
その年のキノコの出がいいと言われてます。
今年のお盆過ぎは雨ざんまいでしたから
期待が持てそうです。
さて、
住宅の断熱材というものを
別の言葉で表すとすると何でしょう?
毛糸のセーター?
冬の寒さを防いでくれますからぴったりの言葉に感じますが
少しニュアンスが違っているように思います。
なぜなら、そのまま夏まで着ている人はいません(^_^)
住宅の断熱材は壁の中に固定されますから
一年中身につけているのと同じです。
この毛糸のセーターのイメージで断熱材を理解すると
その延長線として
夏は暑くて住めない家となってしまいます。
実際は違うのですが
断熱材イコール毛糸のセーターのイメージが強いので
多くの方が夏は暑いと思い込んでいます。
ということで
もう少し住宅の断熱材のイメージに近い言葉を探すと
冬は魔法瓶(若い方は使わない言葉かも、ポット?)
夏は冷蔵庫
でしょうか。
どちらも断熱材を使って、中の温度を維持しています。
(最近は真空断熱というものもあります)
どちらともできるだけ少ないエネルギーで中の温度を維持する工夫がされて、
10年前に比べれば相当な省エネになっています。
魔法瓶や冷蔵庫だけでなくお風呂の浴槽もそうですよ。
少ないエネルギーで温度を維持する基本は
優れた断熱性を持たせることにつきます。
魔法瓶も冷蔵庫も浴槽も10年前に比べると
格段の進歩で省エネ性を発揮してます。
電気代が安い5時間経っても2.5度しか下がらない
さて、あなたがこれから建てようとしている住宅の断熱性は平成25年省エネ基準
この基準の断熱性は平成11年に作られた次世代省エネ基準とほぼ同じです(^_^;)
魔法瓶や冷蔵庫、浴槽の進歩と比較すると
住宅の断熱性の進歩の程度がわかりますが
国内の住宅だけで比較すると皆同じ基準ですから比較ができません。
欧米や中国、韓国と比較すると
日本の住宅の断熱性の基準のレベルがいかに低いかわかります。
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