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社長ブログケヤキの木の下で

2016年11月4日

パネルが先か基本性能が先か

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
朝からパソコンの調子が悪くてなかなか立ち上がってくれません、
なんとかの更新をしているので時間がかかります、
その間何度か再起動します、
という文言が出て一時間以上経ってますが未だに・・・・
と言うわけで、久々のIpadでの更新です。
本日は7度まで気温が下がった美濃地方ですが
同じ岐阜県でも飛騨地方の高山は別格、
平成25年の気候区分で言うと3地域
これは東北3県、秋田、岩手、青森と同じなんですね。
放射冷却もありますから今日あたり2.3度ぐらいまで下がっていると思われます。
前回のブログで次世代省エネ基準レベルの家を(Q値2.7程度)美濃地方で建てると
一冬家中を22度に暖房すると73700円という話をしました、
6ヶ月ですから月に12300円ほどの暖房費ということになります。
つまり、冬になると毎月の生活費が1.2万円プラスして考える必要があるということです。
これから10年、20年先の家を考えるとき
部分間歇暖房(人がいる時、いる部屋だけの暖房)というのは、
ちょっと考えられないんじゃないでしょうか?
健康性の観点からも、また現在の生活スタイルからも
全室冷暖房が普通になっていくと思われます。
ということは7万以上暖房費が必要?
20年後、全室冷暖房しようとすると7万円以上必要となる家に
誰が住みたいと思うでしょうか?
うちは20年したらパネルと蓄電池をつけるから大丈夫
という方もいると思いますが、
それまでの20年間は肉体的な我慢をする、ということでしょうか?
子供達や自分自身の健康性を考えれば
恐らく相当程度の暖房費を使うことになると思われます。
多くの方が迷われるのは
1.建物の基本性能は現在の基準値レベルでパネルを設置して電気代を浮かす
2.建物の基本性能は10年後、20年後に合わせてパネルは予算に余裕があれば設置
耐震性能も国の基準はこの20年間で何度も改定され強化されてきました、
過去の基準で建てられた住宅は改定されるたびに基準不適格となり、
耐震性に劣るとされています。
断熱や気密、換気といった建物の基本性能の事をご存知の方は
それほど多くはありません。
でも、20年後に必要とされる住宅はどちらでしょう。
ともすれば目先の補助金に気持ちが動きます。
⚪️⚪️さんは今月電気代がプラスなんだってというようなことを聞くと尚更です。
でも、将来ご自分のお子さんも大事にしてくれる家はどちらかとなれば
自ずと答えは決まってきます。
設備機器は後からでもなんとでもなりますが、
基本性能に手を加えようとすればそれなりの費用がかかります。
限られた予算の配分をどうするか?は頭の痛いところです。
パネルや蓄電池はこれからさらに安くなります。
EUの家庭向けパネルは今、1kwで12万から15万ほど
日本より相当安く設置できます。
(日本では補助金があるので逆に高止まりしているという噂もあります)
補助金ががあるのは10年程度
20年30年40年と住むことになるのですから
どこにお金を使うかじっくり考える必要があります。

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