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社長ブログケヤキの木の下で

2016年12月9日

朝一番の工事現場の気温 川辺の家C 性能を数値化する

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝の気温は3.5度の美濃地方
まだ12月の上旬ですから
これからもっと寒くなっていきます。

川辺の家C
現在住まい手のお父さんがセルフで珪藻土塗りの真っ最中
ちょうど今年が定年で時間があるからということで
もうひと月ほどかけて塗られています。
その模様は後日にするとして
本日はその工事中の家の気温について
実は今朝一番で撮ってきました。
(同じ川辺町なので車で3分)

温室計がキッチン前のカウンターの上に置いてあるのですが
さて、何度なのか?
誰もいない工事中の建物で
しかも珪藻土塗りの最中
現場を知っている方ならご存知ですが
冬季に室内で左官工事をすると寒くなるんですね。
水分が蒸発するときに気化熱を奪いますから
気温が1.2度下がります。
外が氷点下でなくても左官仕事をしている部屋は氷点下のケースもあって
夜間は投光器で保温ということもするくらいです。
さて、
期待に胸を膨らませた気温は

12.6度
外気温との温度差は9.1度
室内発生熱は(冷蔵庫や家電製品、調理やお風呂、人体から発生する熱)
無い状態ですから
前日のお日様からの熱エネルギーと左官仕事をしたお父さんの熱エネルギーが
翌日まで保存されてる状態です。
足を引っ張てるのは気化熱に奪われているエネルギーで
1.2度は違うでしょう。
日射取得熱+お父さんエネルギーで自然温度差が10度程度あることになりますから
日射の影響は大きいですね。
室内発生熱は国の省エネ基準でおおよそ4.6w/m2とされていますから
30坪(100m2)の家なら
100x4.6でおおよそ500wの熱が取得できることになります。
上記の自然温度差や日射取得熱など
すでに計算上はわかっているのですが、
それはあくまで机上の計算
実際どうなのかということはデータを取って検証しなければわかりません。
計算上この家の自然温度差は9.53度
室内発生熱は508w
日射取得熱は593w
総熱損失係数は116w/度
(Q値1.057、面積109.3)
ということは
今朝、12.6度もあるのは昨日お父さんが相当頑張ってエネルギーを出したかもしれないと
推測することもできるわけです。

来年1月には見学会も予定してますので
ご興味のある方はお見逃しなく。

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