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社長ブログケヤキの木の下で

2017年8月7日

室内熱中症対策は天井に断熱材を厚く入れる

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
週末はオランダから我が家に来ていたサミーのグッドバイパーティー

外国の方の宿泊は紙太材木店100年の歴史で初めてでしたが
楽しんでいただけたようで何よりでした。
食べ物で一番売れたのは蜜汁叉焼で作った北京叉焼(自画自賛)
作り方はこちらで確認できます。
さて、日曜日の朝は「健康カプセル、元気の時間!」を時々見てますが、
昨日は熱中症対策をしていました。
意外なことに屋外だけでなく、屋内(室内)で熱中症にかかるケースが多くあるようで
その紹介がありました。
その原因の一つが建物の断熱性が影響しているケース
一昔前の家というと25年から30年ほど前の家でしょうか。
当時、大手HMの現場管理をしてましたが
当時の天井の断熱材の厚さは5cm、壁も同じく5cmが標準
はっきり言えばほとんど無いのと同じで
断熱材が入っているという、気休め程度の効果しか期待できない暑さ、もとい厚さ
当時、家を建てた方は今50代後半から60代になっています。
断熱材は確か入っているという意識はあっても
どれくらいの厚さがあるのかはご存知ありませんし
長年その家(低レベルの断熱)に暮らした経験から
断熱材なんてそんなに効くもんじゃない、あるいは入れても無駄
と思い込んでるケースも間々あります。
低レベルな入っているだけの断熱材では仕方がないのですが
厚く入れることで確実に効果は期待できます。
特に夏場の2階の寝室や子供室は
昼間も猛烈に暑いのですが、夜になっても相当の暑さがあります。
これは2階の天井にある断熱材が不足しているからで
昼間の屋根裏の気温はおそらく50度~60度
部屋内とは
5cmの適当に並べられて隙間だらけの断熱材と
9mmのプラスターボードと薄いビニルクロス
これだけで仕切られているのですから
輻射熱が室内中を熱して、室内が暑くなるのは当然です。
壁の断熱材を後から厚くしようとすると大変ですが
天井は小屋裏になっていて人も入っていけます。
天井を外したり、壊したりする必要はありません。
つまり天井の断熱材は簡単に誰でも厚くすることができます。
天井に断熱材を入れる場合の厚さの目安は最低20cm、できれば30cm
ご自分でもできますが天井を踏み抜いたりすることや
ダウンライトが天井面にあるケースでは
熱がこもらない対策も必要ですから
断熱を意識している工務店に依頼されるのが早道
退職後、いかに健康に暮らすかは
家の性能によるところが大きいです。
もちろん、これから家を建てる方は
30年後の自分や家族を想像する必要があります。
輻射熱相手ではいくらエアコンで室内を冷やしても効果は限定されます。

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