社長ブログケヤキの木の下で
2018年9月10日
9月のMOKスクール
LCCM住宅実験棟
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
台風の後、晴天は2日程しかなく
瓦が割れたり飛んだりした屋根は
応急修理で対応してますが
数日は雨が続くようで心配です。
今日も美濃地方はかなり強い雨が降っていて
外の工事は進みそうにありません。
週末はMOKスクールで大阪
講師は
辻充孝さん、南雄三さん 小泉雅生さん
今回は住宅の環境系の方々が講師でしたが
内容はハード
資料も膨大ですし、授業のスピードも早く内容が濃い
簡単にお話しすると
辻さんは「数字で理解する温熱・省エネ設計術」
環境家計簿というソフトを使って
個々の住んでいる地域や家族構成で異なる消費エネルギーを
標準的な一般的な家との比較がができます。
ご自分のリーフォームされた住まいや以前のマンション暮らしの時のエネルギー
更に講師の小泉さんが住んでいる家(アシタノイエ)の分析など
暮らし方の方向性でエネルギー消費量が大きく異なることが分かります。
計画段階で住まい手の暮らしの方向性を確認し
その人にあった心地のいい省エネ住宅を作ることが大切です。
南雄三さんは「結露の基礎~謎の結露まで」
結露についての著書も何冊かありますが
それらをひとまとめにして1.5時間の授業にしたという
まさにプロ向け、実務者向けの授業でした。
新築住宅に住んでの3大不満の一つが結露です。
日本の現状の基準ではまだまだ結露が発生しますから
顧客満足のためにも結露を軽く考えてはいけません。
発生メカニズムが分かると対策も取れます。
小泉雅生さん
筑波のLCCM住宅の設計もされていたのは知りませんでした。
その道の大御所の方々の意見をまとめて設計するのは大変だったとか
日射遮蔽のガラリ戸がなぜサッシの室内側にあるのか
南面の角の斜めに突き出した壁の本当の理由は何だったのかなど
いままで?になっていたことが明快に。
室内の空気環境を一体にする(視覚は遮るが空気は一体にする)と
音の問題が出てきますが
それを低減させるにはどうするかなど長年の課題がクリアになりました。
建築中の花池の家で早速使えそうです。
と言うことで
今回のMOKスクールも内容の濃い授業でした。
紙太材木店の家づくりも毎年進化してますので
ご期待ください。
LCCM住宅
先日訪れたLCCM住宅(高知の梼原村)
ZEHの次に来る住まいですが
これから新築を検討させる方は頭の片隅に置いても損はありません。
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