社長ブログケヤキの木の下で
2019年9月23日
MOKスクール 大阪
鵜沼山崎町の家
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
3連休の最終日
朝から少し強めの風が吹いていて台風が気になる東海地方です。
週末はMOKスクール
毎回、住宅建築の第一線で全国的に活躍されている方の講義なので、
大いに刺激を受けます。
第一講義は
飯塚豊さん(i+i設計事務所)+相模稔さん(オーガニックスタジオ新潟)
断熱をデザインに活かす
-エコハウス・設計x施工-
第二講義は
岩村和夫さん(岩村アトリエ)
環境共生住宅の30年
-SDGsのグローバルな視点から、その経緯と未来を見直す-
第三講義は
南雄三さん(建築技術評論家)
南雄三の断熱論全般
-わかっているつもりだけのエコ-
飯塚さんと相模さんのコラボ講義。
デザインと性能を融合させた住まいのつくり方なんですが、
デザインも性能も奥が深いことが分かります。
今月の日経ホームビルダーの記事も紹介してましたが
温熱環境、特に湿度も含めると、
現代の住まいで温度と湿度それにコストで100点を取ることの難しさが分かります。
そこに一歩でも近づくために常に新たな試みが続いているのが
現代の日本の住まい。
つまり、それらの項目については発展途上なんですが、
その実態を検証したのが今月の日経ホームビルダーの記事。
もちろんそれなりの性能がありますし
住まい手の評価はどの住まいも満点なのですが、
まだまだ改善や改良の工夫の余地があることが分かります。
これから新たに住宅を建てられる方の中には、
100点満点の家を求めて
何年も工務店巡り、HM巡りをされている方がいます。
自分で勉強すればするほど100点の家なんて無いことが分かるのですが
どこかにあるはずだと…
でも、そんな家は無いんですね。
より住みやすい温熱環境の家を求めて努力している、
改善、改良している工務店や設計事務所は数多くあります。
これでいい、と思えばそこで進歩や改善の努力は止まってしまいますが、
今週、新住協の総会が仙台であります。
努力している、工夫している工務店や設計者が集まって
年に一度、事例報告や新たな試みの検証する総会です。
住まいの性能はここ数年劇的に変化してますが、
全ての住まいが変わっているわけではありません。
変わっていけるものだけが生き残るのはどの業界も同じ。
昨年より今年、今年より来年と
紙太材木店もいっぽ一歩変化しています。
岩村さんは30年も前から環境共生住宅を提唱されてますから、
SDGsの建築との関わりについてのお話しでした。
南さんの講義、今回はある意味哲学的で
多くの受講生は私も含め理解しようと精一杯頑張ったのですが…
一度じっくり考える時間を持たないと
もったいない授業になってしまいます。
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