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社長ブログケヤキの木の下で

2025年6月6日

エアコン[湿気戻り]対策は必須

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  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    快晴で気持ちのいい朝です。
    来週の予報は雨、いよいよ梅雨入りでしょうか。
    最近は少し気温が上がると蚊がやってきます。
    気持ちのいい風を入れようと
    事務所の通用口を開けておくと
    蚊が入ってくるので、蚊取り線香が欠かせません。
    電子蚊取り線香では無く、
    昔ながらの金鳥の渦巻き蚊取り線香。
    目で見えるのがポイントで
    ちゃんと働いているのが確認できる
    残りがどれくらいかわかる
    使う時間を長さで調節できる etc.
    アナログのいい所です。
  • さて、空気や湿度は目で見えません。
    エアコンの涼しい空気がどう流れているか
    蒸し蒸しする水蒸気がどれくらいあるか
    住宅展示場にあるモデルハウスで
    玄関を開けて家の中に入った時、
    温度や水蒸気、空気の流れなどが目で見えたら
    その時にどれだけエネルギーを消費しているかも
    分かったら・・・
    住まいを検討中の方には大助かりですね。
    隅々まで涼しい
    くまなく暖かい
    なんて言われても、
    ホントかななんて思わなくて済みます。
  • GX志向型住宅をはじめとする高断熱高気密な家
    HMも工務店も、誰もが高断熱高気密と言いますが
    そのような家の冷房はほとんどがエアコンです。
    一昔前の家のような
    断熱や気密ではありませんから、
    エアコンで住まいを冷やし始めると
    早々に設定温度に達します。
    設定温度に達したエアコンはお役御免ですから
    早々に送風モードに切り替わります。
    APFの高いエアコン程、余分な仕事はしません。
    コンプレッサーを回すことは
    多くの電気を消費することになります。
    送風モードになるとどうなるかと言うと、
    エアコン内部では先ほどまで冷気を送ってましたから
    結露した水がトレイや冷媒管に付着しています。
    その水に対して乾くまで、風が送られます。
  • 最近、エアコン内部のカビの防止に
    冷房を切ったら暫く送風モードにしましょう
    と言うことを聞いたことがあると思います。
    どうなるかと言うと、
    エアコン内部で蒸発した水が水蒸気となって
    室内に入ってきます。
    これを「湿気戻り」と言います。
    せっかく除湿したのに・・・
    高断熱になればなるほど、
    素早く設定温度になりますから
    エアコンはおサボリを始めます。
    APFが高ければ高いほどサボリ始める
    除湿の仕事はお休みです。
    それだけではありません。
    高気密で換気をしてます。
    エアコンがサボろうが
    送風モードであろうが
    換気しなければなりませんから
    湿った高温の外気は常に入ってきます。
    奮発してAPFの一番高いエアコンを選んだのに
    休んでばかりで湿度が下がらない・・・
    奮発して一種の全熱交換機にしたのに
    湿度が60%以上あるしかも肌寒い・・・
    最近の高断熱高気密住宅、あるあるの事例です。
  • 高温多湿な日本の夏の暮らし易さは、
    住まいの性能が上がれば上がるほど
    きちんとした設計が必要です。
    大手HMだから
    GX志向型だから
    大丈夫ではありません。
    設計者と相談しながら、快適な夏を目指してください。

 

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