社長ブログケヤキの木の下で
2015年11月27日
ゼロエネ住宅を建てるべきか? 新築住宅の半数、エネ消費ゼロに 政府20年目標
おはうおはようございます、
紙太材木店の田原です。
いよいよというか
ようやく冬本番、
今朝は2.5度の美濃地方です。
さて、昨日の日経新聞
中日新聞には出ていませんでしたから
一般の方はご存知ないかもしれません。
記事詳細はこちら
政府は「2020年に新築住宅の半数で
エネルギーの消費をゼロにする」
としています。
手法は太陽光パネルで暖房や給湯、照明などの家庭内で消費するエネルギーを賄うというものです。
同時に白熱灯や蛍光灯の使用も2020年には全面禁止が発表されました。
(エネルギー消費が大きいのでLEDしか使っちゃいけないというもの)
国は住宅で消費されるエネルギーの削減に
脇目もふらず突っ走っているように見えます。
来週にはCOP21がフランスで開かれ
そこで日本のCO2の削減目標の発表がありますから
それに先立っての国内発表のようです。
COP21などどこか遠い国の話ではなく
現実の我々の生活に直結する問題になってます。
ということで
あと5年後の話ですが
これから家を建てる予定の方はどうすればいいか?
5年後にはエネルギー消費がゼロになる住宅が一般的になるとすると
エネルギー消費がゼロにならない住宅の評価は?
あるいはその家の資産価値はどうなるのか?
EUでは既にエネルギーパス法があって
中古住宅や新築住宅を購入する時には
どれだけエネルギーを消費する家かのデータの表示が義務付けられています。
その家に住むと
暖房費がいくらかかって、給湯費がいくら必要かなどが
分かる仕組みになってます。
当然、その成績は家賃や購入金額に影響をあたえています。
日本でも恐らくそうなるでしょう。
ゼロエネルギー住宅にするには太陽光パネルの設置は必須
1Kwあたりの価格は随分下がってきましたが
それでもまだ高価
限られた予算の中で設置しようとしても無理なケースが多々あります。
また、現在の25年省エネ基準程度の断熱性で
ゼロエネ住宅を作ろうとすると
7KW程度のパネルを設置する必要があります。
最低7Kwhです。
(通常の切り妻屋根の家の片側には4KW程度しか設置できません。)
とすれば
今のところはあとから工事しようとすると多額の費用がかかる
住宅の本体の基本的(断熱、換気システム、サッシ、気密)な性能を上げておき
将来余裕が出てきたところで
(同時にパネルも安価になっていると思われます)
パネルを設置するというのが順当な考えではないでしょうか。
その時どれだけパネルを設置すればゼロエネになるか?で
今現在の住宅の性能がわかります。
7kwも載せなければゼロにならないようでは
誰も買ってくれませんし、
資産価値としての評価も低いものになるでしょう。
お子さんもそこに住もうとは考えません。
できるだけ基本的な性能を挙げておくことが
2020年以降のご自分の家の資産価値を高めることにつながります。
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