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社長ブログケヤキの木の下で

2016年2月26日

エコハウス・アワードのノミネート作品が参考になる。

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
パッシブハウス・ジャパンから
エコハウスアワードのノミネート作品が発表された。
パッシブハウス部門も参考になりますが
一般の方にはむしろその下の
推奨エコハウスゾーン部門や
地域トップランナー基準部門の方が参考になるかもしれません。
それぞれのノミネート作品の
燃費や平面図、断面図が見れるようになっています。
部位による熱損失や年間一次消費エネルギー、光熱費シュミレーションなど
その家に住むことによる生活のランニングコストがわかるわけで
消費者にとっては目で見て分かるシステムになっています。
いくら言葉で暖かい家と言われても
薪ストーブを焚いての暖かさならどんな家でも当たり前の話、
灯油や電気を相当量使えば
どんな家でもそこそこ暖かくなりますが
暖房費はうなぎのぼりで長続きしません。
これらの作品(?)が参考になるのは
まっとうに建物本体の性能を上げていることと
近い将来の日本の住宅の方向性を示しているからです。
日本の住宅行政は今
設備機器設置(太陽光パネル)によるゼロエネルギーハウス(ZEH)を
目指していますが(メカメカZEH)
その方向性が世界の潮流とはちょっと違うんじゃないかという危惧があります。
本来であれば先ず
建物本体の断熱性や気密性、換気の性能を上げるのが先決
メカメカZEHではそれらをなおざりにして
(今程度の性能でお茶を濁して)
PV(パネル)を載せてZEHにしようというもの
もちろん正攻法でまっとうにZEHにチャレンジするところもありますが
トータルな予算制限と技術的な課題がクリアできなければ
安易なPVに走ることは目に見えています。
紹介されている作品の
断熱仕様(床、壁、屋根にどんな断熱材が使われ、厚さはどれくらいかなど)
や使用されているサッシもわかります、
これらの住宅の性能が
今後の日本の住宅のスタンダードになると考えます。
これから家の新築をお考えの方には
とても参考になります。
覗いて見ても損はありませんから
どんな家を建てるか決める前に一度ご覧下さい。
ps
お前のところは応募しなかったのかと言われそうですが
提出期限を勘違いして今回はx
来年、ご期待下さい。

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