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社長ブログケヤキの木の下で

2018年10月19日

高性能住宅で元を取るという考えには違和感がある


​花池の家 2wayの玄関収納​
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は花池の家の床下で半日過ごしましたが
匍匐前進の連続で汗びっしょり
肘当てがありますから(子供の膝当てを代用)
べた基礎のコンクリートの上でも大丈夫
とは言いながら
出てきたときにはへとへとでした。
完成間近の高性能住宅、
床下ですることが結構ありますが内容は秘密
気密住宅=機密住宅です(笑)が
床下にいたのはどちらかと言えば換気性能に関わることです。
さて、最近
住宅雑誌などを読んでいると
高性能な住宅の記事が多く出ています。
その中で違和感を感じるのが
「高気密・高断熱な家にするのに○○円コストがアップするが
〇〇年で元が取れる」
と言うもの。
例えば
断熱材を厚くするのに40万円余分にかかるが
年間の暖房費が4万円さがるので
10年で元が取れる
根源的には
自分の暮らしの質を
元が取れるか取れないかで判断していいの?ということ
まず最初に、自分達がどんな暮らし方がしたいのかが先にあって
その暮らしを実現するためにはどういう手法があって
どれだけのコストがかかるか
限られた予算の中で
優先順位を考えるのは当然の事だけど
そこに元が取れるか取れないかが入ってくると・・・
住まいは
元を取るという考え方には馴染まないんじゃないでしょうか。
合板フローリングを無垢のフローリングに変える
ビニールクロスを塗り壁にする
集成材の梁を吉野杉にする
耐用年数で比較と言う考えもありますが
これらには元を取るという考えは出てこないはずですが
断熱を設備機器のようにあるいは利便性をと考えると
元を取るという考えが出てくるように思います。

どのように考えるかは人それぞれですが

自分たちのしたい暮らしや過ごし易さは
自分本位に考えて
元を取るという考えは参考程度でいいんじゃないでしょうか。
実際、私の計算では
きちんと断熱し気密を取り、換気をすると
元を取るのに(何を基準にというのもありますが)
20年以上はかかります。
30年後、元が取れないような高性能な家にしなくてよかった
とは恐らく誰も言わないでしょう。
むしろ、元は取れなくても高性能な家にしてよかったと言う方が大半だと思います。

  ​花池の家 予約制内覧会のご案内​​​​​​
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​   開催日:  10月27日(土) 28日(日)  
      
        10:00~16:30​


   会場 :  一宮市花池

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