社長ブログケヤキの木の下で
2019年1月11日
さっとシャワーだけで済ませられる浴室、脱衣室か?
古い襖の引手(ひがし茶屋街 志摩)
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
美濃地方、
昨日の朝は-4度でしたが今日は-1.5度で
それほど寒い朝ではありません。
昨日は午前中の打合せで帰社しましたが
あまりの寒さに外の温度計を見たら
お昼の1時で1.5度
この冬の日中一番の寒さでした。
名古屋や岐阜でも最高気温は4度だったそうですから
昨日の日中は秋田や青森並みの寒さが体感できましたね。
昨日の打合せは16畳の土間付きの部屋
4人で打合せでしたが
すぐ際には珍しいガスのストーブ
背中側にも灯油のストーブがありましたが
しばらくすると膝から下の冷えが尋常ではありません。
打合せが終わるころには感覚がなくなっている状態・・
ヒートショック亡くなる方が年間17000人
交通事故で無くなる方の4倍もいるというのは
既に10年も前から言われていましたが
この数字はいまだに変化がありません。
10年前から毎年17000人ヒートショックで亡くなっていると累計では17万人
無断熱住宅が既存住宅の4割ほどありますし
それに毛の生えた程度の住まいを合わせると
8割弱の家が暖かくない家ですから
この数字が下がっていくのにはまだ何年もかかると思われます。
既存の住宅では浴室や脱衣室を暖かくしようとすると
暖房器具を脱衣室に設置したり
換気乾燥暖房器を浴室の中に付けたり
隙間テープでふさいだりと言ったことしかできません。
タイルのお風呂をユニットに変える程度では
特別な工夫をしなければ暖かいお風呂には程遠いと思ったほうがいいでしょう。
つまり、お風呂や脱衣室といった狭い部屋でさへ
後から暖かくしようとすると
手法は限定されるか、かなりのコストがかかることがわかります。
脱衣室やお風呂では着ている服を脱いで裸になりますから
LDKで上着を着て丁度いい温度では
裸になった時には当然寒さを感じます。
ですから脱衣室やお風呂の気温は
LDKよりも2.3度高いくなければなりません。
快適に、健康に暮らすには
その工夫を設計時にする必要があると言うことになります。
今までの常識の延長、自分の狭い範囲の経験からでは
なかなか暖かいお風呂や脱衣室にはたどり着けません。
8割弱の既存住宅が寒い家ですが
じゃあ、残りの2割が暖かい家かというとそれは疑問です。
寒い家しか経験が無ければ暖かい家と言うものがどんなものか分かりません。
残りの2割の方が自分の家が暖かい家かどうかを知るには
この冬に、お風呂をさっとシャワーだけで済ませて
寒さのストレスを脱衣室で感じるかどうかでしょうか。
感じるようなら工夫の余地がありますし、
それはもしかして自称、暖かい家かもしれません。
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