社長ブログケヤキの木の下で
2014年10月13日
薪ストーブ ドブレとアグニ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
三連休の最終日
いかがお過ごしでしょうか?
台風が近づいてますから
行楽気分には程遠いのが実情かもしれません。
実は今日は亡き父の法事
数日前からどうしよう、
などと家人と相談してましたが
「運が良かった父」という根拠のない一言で強行することになりました。
平穏無事に終わってくれることを願うばかりであります。
さて、
可児市の古い農家の改装現場
耐震補強の基礎工事も出来上がり
丹羽大工さん親子が汗を流しています。
お風呂もトイレも新しくなりますから
仮設のものも設置してあります。
一週間ほどでしたら
スーパー銭湯なんて手もありますが
工事には3ヶ月近くかかりますから
工事中の生活の質はどうしても低下してしまいます。
アパートにお引越しをお願いする場合もありますが
出来るだけお客様には経済的な負担を軽くしてあげたいのと同時に
工事中の生活も一定水準を維持したい。
工事の規模や内容、お客様の年齢や生活スタイルなど
個々のお客様に合わせて検討しなければなりません。
ところで、
今回のリノベーション工事にも
薪ストーブを使います。
前回の折立の家でも薪ストーブを使いましたが
その時の薪ストーブはベルギー製のドブレ760
株式会社メトス HPより
最高出力は13.0kW(11,180kcal/h)ですから
暖房能力の目安は54~129m2 (33~78畳)
断熱性の条件により違いますが
気密と断熱をセオリー通りしてありますから
この一台で家中暖かくなります。
(40坪ありますけど)
1階の脱衣室にも暖かい空気を送り込む工夫がしてありますから
寒くなるのが楽しみな家です。
今回の西帷子の家では
ご主人が探されたアグニ
株式会社岡本 HPより
これも最高出力は11,520kcal/hですから
ドブレと同じ能力があります。
このストーブの特徴は
針葉樹も燃やせることと日本製であること、
それにクリーンバーンと触媒のハイブリッド燃焼形式
じつはお隣の関市で作っているんですね。
創業が永禄3年(西暦1560年)という
鋳物屋さんが作ってます。
古い民家のリノベーションをする場合
常に考えなければならないのは温熱環境
つまり暖房器具に何を使うか。
断熱材や気密度合い、サッシの性能、伝統的な和のデザインなど
様々な項目を検討し温熱環境を改善しなければなりません。
再生したけど
昔のままの寒い家では喜びも半減してしまいます。
お寺の本堂のような家でも
大容量の出力の暖房機を使えば暖かくなりますが
燃費も相当なものになってしまいます。
その点、薪ストーブであればどんなスカスカ住宅でもそこそこ暖かくなります。
でもこれははっきり言えば趣味の世界
誰でもお使いになれるものではありません。
薪集めが趣味
薪割りが楽しい
斧に興味がある
チェーンソーが好き etc・・
ワイルドな生活スタイルが苦にならない人向けの暖房機
一般の方全てには当てはまりません。
でも薪がふんだんに手に入る環境の方は一度試してみてもいいかもしれません。
特にアグニは針葉樹
つまり建築の端材でも燃やせますから
より多くの人に
薪ストーブをグッと身近にしてくれました。
来月末には完成予定ですから
設置したらまたご報告しますね、
暖かいですよ~
もちろん
あなたの家にも取り付けできますよ(^_^)
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