社長ブログケヤキの木の下で
2010年6月24日
玄関の天井
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
荒壁の家
玄関ホールの天井板が取り付きました。
柾の板を杉の丸太で留めています。
横から見ると
天井が玄関に向って下がっているのが
お分かりいただけます。
玄関に入った時の
人の視線の高さと
式台、框を越えて
ホールの床の上に立ったときの
視線の高さは約30センチほど違います。
ホールの天井の高さにあわせて玄関の天井を作ると
玄関に入った時の天井としてはとても高くなって、
落ち着かないものになってしまいますので
勾配をつけてその印象を
穏やかなものにしています。
先日、玄関の式台と框が入荷しました。
けれど・・・。
栃の木に一枚板で厚みは55ミリ
長さは2.8m
幅は50センチ~75センチと
少々変形した味のある形をしています。
松田大工さんと梱包を開いて早速見てみると
・・・・・・
割れが入っています。
裏から式台正面の小口に向って二本、
乾燥して割れたのではなく
なにか強い力がかかって
割れた感じで、
おそらく運送途中に強い衝撃をうけたものと思われます。
無垢の板でなければ
補修も出来ますが
これではいかんともしがたく
お持ち帰りとなりました。
無垢の柱にしても桧の床でもですが
この手の真壁の家は
一度キズをつければ
どうしようもありません。
作業をする者がみな責任を持って気をつけなければなりません。
特に化粧仕上げになるところは
がっちりガードしておく必要があります。
まだまだ工事が続きますが
キズに付いては最後まで気が抜けません。
それでは
皆さん、また明日。
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