社長ブログケヤキの木の下で
2010年2月11日
解体工事
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
可児市のM様邸
解体工事が始まっています。
増築と改装が繰り返された家で
土壁もまだあります。
一昔前の日本家屋はその構造上
床下の冷気が壁の中に入りやすい構造になってます。
上の写真のように
壁の中の床と土台の間に
3センチぐらいの隙間があります。
ここから、壁の中に床下の冷気が入ります。
コンセントがあって、換気扇を回せば
たちまち、コンセントから冷たい空気が部屋に入り込みます。
そうでなくても、
断熱材とクロスの下地のベニアや
プラスターボードとの間に5ミリでも隙間があれば
冷気が入り込みますから、
断熱材の意味はありません。
まして、下の写真のような
断熱材の入れ方がしてあれば
いくら厚みのある断熱材を入れても
その効果はほとんど期待できません。
この部分は20年ほど前の建物ですが、
10センチの厚みの断熱材が入れてあり
当時としては厚めのものが入れてあります。
でも施工する側が断熱材の入れ方を
知らなければ意味がありません。
隙間無く入れるのが断熱材の基本ですね。
それでは皆さん
また明日。
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