社長ブログケヤキの木の下で
2010年5月22日
丸い垂木を壁に斜めに取り付ける
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
いい天気で、
気持ちのいい朝です。
さて、川辺町
荒壁の家、O様邸
先日お伝えした
庇が出来上がりましたので
写真をUPします。
勝手口と腰窓が並んでいますので
一体で取り付けてあります。
足場が組んであり、
ネットも張ってあるので
家に取り付いている全景は見えませんが
きれいに取り付いてますね。
荒壁の家でなくても
家全体のデザインを考慮すれば
現代の家でも十分取り付けることが出来ます。
使ってある材料は
全て無垢の桧や杉で
松田大工さんが鉋(かんな)をかけて
丁寧に仕上ています。
こういう仕事の良さを
次の世代になんとか伝えていきたいですね。
さて、昨日お話しの続きです。
丸い穴を一定の間隔で彫っていた松田大工さん
こんな穴を彫っていました
これは玄関の屋根を支える
丸い垂木を壁側でかけて材料(垂木掛け)に開いた穴です。
つまり、先ほどの庇をもっと大きくしたものと思ってください。
もっと大きくなりますから
垂木と屋根全体支える部材も必要になります。
これがその垂木と屋根を支える梁です。
梁には四角いホゾ穴が2ヶ所彫ってありますが
これは梁を支えるための柱のホゾが入る穴です。
さて、先ほどの垂木掛け
壁に穴を外側に向けて
取り付きますが
屋根は当然前下がりに勾配が付きます
垂木も斜めになります、
ですからあの穴も実は斜めに彫られています。
写真ではちょっと分かりにくいですね。
明日はもう少し
分かりやすい写真をご用意します。
それでは
皆さん、また明日。
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