社長ブログケヤキの木の下で
2010年5月27日
〇に〇
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
川辺町
荒壁の家O様邸の玄関ポーチの工事です。
朝一番で岡本大工さんと松田大工さんそれに私で
ポーチの柱と桁を建てました。
独立した丸太の柱を台形の御影石の上に置き
丸太の桁をのせます。
柱の先はこのように抉られ
丸い丸太の桁にぴったり合う細工がされています。
桁を柱に乗せると
このようになります。
きちんと柱の先と桁が合うようにするには
どのようにするかお分かりでしょうか?
先ず、柱は通常のホゾをつくります。
まだ丸く抉られてはいません。
桁にもホゾ穴をあけ
柱をホゾ穴に差し込みます。
でもこれはぴったりと合いませんね
そこで、先の尖った串で丸い桁の表面を
柱に沿わせてなぞると
串のお尻の部分は丸い桁の表面と同じ凹凸をつくります
裏と表、両面なぞり
それにあわせて削るとぴったりと合います。
理屈では理解できても
経験がものをいいますから
きちんと合うようになるまでは
何度も練習する以外ありません。
この丸い桁に丸い垂木を乗せていくと
こうなります。
もう少し丸太と丸太の接続部分を
アップしてみましょう。
この場合もやはり丸と丸
垂木は一本一本太さが違い
桁も丸太ですから太さが違います。
でも、その上に乗る垂木の先は
水平にならなければなりません。
これは一本一本高さをあわせて
削っていく事になります。
以前お話したお風呂の時と同じですね。
でも、お風呂の時は桁は既に水平が出てましたが
今回は桁も丸太なのでちょっと手間がかかりますね。
途中、雨が降ってきたので
ブルーシートで養生がしてありますが
美しいですね。
それでは皆さん
また明日
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