社長ブログケヤキの木の下で
2016年4月29日
認定されたパッシブハウスを見てきた。
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
数日前から花粉がぶり返してきました・・
私だけではないようで
昨日の打合せ来社された奥様もマスクをつけていて
花粉ですか?とお聞きすると
私と同様2.3日前からひどくなったとのこと
花粉かあるいは黄砂かわかりませんが
そろそろ勘弁していただきたいと思います。
さて、昨日は
新住協、中部東海支部、支部長の金子さんのところであった
ドイツのパッシブハウス認定住宅の見学会
一般の方向けではなく
工務店や設計事務所、建材メーカーが対象の見学会です。
1週間ほど前にドイツで開催されていた
パッシブハウスの25周年カンファレンスで
金子さんのところの渡辺さんが
パッシブハウス コンサルタント資格を取得しましたが
この住宅で申請されています。
前先生のFBより拝借
このパッシブハウスという言葉
既にある程度一般化していますが
明確にはご存知ない方が多いですし、
日本では勝手に「パッシブな家」と直訳したような住宅もあります。
パッシブハウスというのは実は明確に性能基準が決まっていて
それをクリアできなければ認定されません。
設計段階から申請しなければなりませんから
そのためのコンサルが必要で
その資格が今回渡辺さんが取得した
パッシブハウス コンサルタント資格
従来はパッシブハウスの認定を受けようとすると
資格を持っている、森みわさんかクーラー・アンドレアさん経由でしたが
ここに渡辺さんが加わることになります。
これから日本でもこの資格を持つ方が徐々に増えていくと思われます。
ということで
どんな家か?
壁の断面の断熱材が入っている模型です。
3層に分かれていて
一番奥が一般住宅の壁と考えてください。
その中に断熱材が詰まってます。
そして手前に2層、
密度が高いのでスタイロフォームのように見えますが高性能グラスウールです。
壁の厚さは30cm以上
工事中にお伺いした時の写真を見ると厚さが実感いただけます。
私のヘルメットを置いても余裕の壁厚です。
こちらは現在紙太材木店で工事中の可児の家
可児の家でも普通の家の倍以上の厚さがあるんですが
写真だけで比べるとなんだか心細くなってしまいます。
住宅性能は断熱だけでなく
気密や換気、冷暖房システムできまりますが
一般の方はどうしても断熱だけに目がいきます。
今回のこのパッシブハウス
一般の方にも公開されますので
ご興味のある方はお尋ねください。
住宅性能は断熱だけではないことがわかります。
10年後、20年後に資産として価値のある家とはどんなものか
世代が代わるたびに家を新築することの意味や理由はどこにあるのか
これから家を建てる方はじっくり考える必要があります。
そのヒントがこの家にはあります。
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