社長ブログケヤキの木の下で
2017年2月24日
家の中が暖かければ子供は外で遊びますよ。
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
真冬の北海道と言っても立春は過ぎてますが
まだまだ寒くて、屋根の上の雪も80cm程
鋼鉄製の片持ちのカーポートもあまりの重さに
お辞儀をしています。
今回の北海道訪問
内容が技術的になってしまいますので詳細は省きますが
収穫の多い旅でした。
北海道科学大学の福島先生の講義をはじめ
旧荒谷邸(現在はタギ先生が住んでおられます)での
タギ先生や鈴木憲三先生のお話もとても興味を引くものでした。
荒谷邸は38年前に建てられたパッシブハウス
(現在のドイツ定義のパッシブハウスではありません)
40年程前にここまでしていたのかと驚くばかりですが
高性能住宅の基本を押さえた住宅です。
旧荒谷邸の詳細は今月発売予定(27日)の
建築知識ビルダーズに掲載されますので
ご興味のある方はご覧になってください。
100坪近い家ですが家中どこでも快適そのもの
外は氷点下(マイナス2度)の寒さでしたが
そんなことはみじんも感じさせません。
印象的なのはタギ先生の言っていた言葉
「家の中の暑い寒いは全て設計者の責任なんですよ」
「冬に子供の友達が遊びに来ると帰らない、
そして外で遊んでまた家の中に入ってくる、
家の中が暖かいから冬でも外で遊ぶんです、
ちゃんと暖かければ子供は外で遊びますよ」
いまだに、
冬は子供のためには家の中が少々寒いほうが体が鍛えられる
と言ってる設計者もいますが
家は暖かくして外で遊ぶのが基本ですね。
最後は山本亜耕さんの澄川の家
こちらに山本さんからの紹介がありますからご覧になってください。
雰囲気だけはお分かりいただけると思います。
設計者である山本さんからのお話
「きちんと断熱すると設備の役割はどんどん小さくなります」
「断熱って本来は庶民の味方なんだよ」
「断熱住宅はコストデザインと表裏一体」
デザインと性能とコストのバランスの取り方、考え方を教えていただきましたが
とても参考になりました。
バランスを取るというとどれも中庸に思われがちですが
全くそんなことはありません、
それぞれが徹底された中庸です。
特に
コストとデザインについては早速取り入れられところがありますから
今打合せ中のお客様にも早速提案できそうです(^^♪
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