社長ブログケヤキの木の下で
2023年2月17日
少し少ない補助金 ぎふ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝も冷え込んだ美濃地方
川辺町は-3.8度です。
名古屋でも氷点下ですから、
いくら日中は暖かくなっても
立春を過ぎたと言っても
まだまだ寒さは続くようです。
三寒四温になるのはまだ少し先ですね。
さて、20日が完了報告書の提出期限の
環境負荷低減型ぎふの住まい補助金。
建築中の関市の肥田瀬の家が該当しているので
報告書一式を事務の女性に、
県庁まで持っていってもらいました。
帰ってきた彼女から、申請担当者の方が
Ua値0.3の受付は初めてですと言われたと。
本当は0.26なんですけど、
申請上のサッシの数値が規定されて
いるんですね…
郵送でもいいのですが、
何か不備があったらと心配ですから。
特に今回の環境負荷低減型の補助金は
今年から新たにできた制度。
一昨年まであった
ぎふ省エネ補助金と似ていますが、
要件と補助額が多少変わりました。
環境負荷低減型ぎふの住まい普及事業費補助金
補助額は最高40万
同じような補助金は地方の行政レベルでも
出していて、
肥田瀬の家のレベルだと
鳥取省エネ補助金は
100万+パネル63万(9KW)
東京ゼロエミ
210万+パネル99万(同上)
やまがた健康省エネ
100万+63万(同上)
札幌版次世代住宅補助
160万
信州健康ゼロエネ
200万
岐阜 40万
愛知 0
(国の補助金を除く)
都会や地方を問わず、
なぜこのような省エネで性能の良い
個人の家に対して
高額な補助金を出すのか?
補助金は税金なのにです。
省エネで性能の良い家なら次の世代、
あるいはその次の世代まで
住み継がれていくことが分かっているから。
それは地域社会にとっても
資産であるという、
認識だからに他なりません。
だから税金を使ってまで補助金を出します。
行政は既に、
性能のよい住宅は社会資産であるという認識
と考えていいでしょう。
一般の方は
まだその認識は薄いかもしれませんが、
行政はようやく欧州並みの認識になった
と言えますが
もちろん、それはまだごく一部…。
行政によってまだ額の多い少ない、
あるなしもありますが、方向としては
順次そちらに向かっていくでしょう。
更にもう少し先に行くと、
既存住宅の改修にも
同様な補助が出る時代になります。
既に窓の改修に50%の補助が出ています。
こちらは設置費用の半分を
国が負担してくれる制度です。(超お得)
誰もが家を建てる時代、建てていた時代の、
終焉の始まりです。
現状で800万戸の家が余っていて、
2040年には
空き家率40%の予測が出ています。
5軒に2軒が空き家。
つまり、向こう三軒両隣の
5軒のうち2軒が空き家です。
既存の住宅を
いかにきちんとリフォームできるか
(断熱、気密、換気、省エネ、耐震etc)
新築の住宅であれば
きちんとした性能の家が建てられるか
工務店の手腕が問われる時代の始まりとも言えます。
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