社長ブログケヤキの木の下で
2023年3月27日
省エネを満たす
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は雨なのに
花粉で鼻水が酷く難儀しました。
今日は快晴のようですから
朝からマスクが手放せません。
庭のワークショップは本日開催
気持ちのいい汗をかく予定です。
先日、国交省が発表した
「良質な住宅・建築物の取得・改修に関する
支援制度等説明について」
動画と説明スライドがありますから
住宅の取得や改修をお考えの方には
日本の住宅行政が
今後どのような方向に向かうのかがわかります。
上の資料は
説明スライドの中のものですが
将来世代に継承できる良質な住宅
(バリアフリー、省エネをどちらも満たす)は
230万戸とあります。
つまり、断熱などのリフォームをしなくても
そのまま次の世代に
継承できる住まいが230万戸とあります。
しかし、
表の下の※を読むと
「省エネを満たす」とは
平成4年省エネルギー基準を達成しているものとする
そう書いてあります。
「平成28年基準を満たす住宅」にしたら
数は半減?
今から30年前の省エネ基準を満たしていればOK
それが将来世代に継承できる良質な住宅に
分類されていることになります。
もちろん、
2050年のカーボンニュートラル社会で
平成4年省エネルギー基準の家が
通用する訳ではありません。
しかもその前の
2025年には今の平成28年基準が義務化され
2030年にはその基準で建てられた家でさえ
既存不適格住宅になります。
2022年の10月まで
断熱性能等級4は最高等級でした。
多くのHMが国が定めた断熱基準の最高等級ですから
暖かい家ですよと謡ってましたが
今では下から4番目の基準
TikTokなどでは
1000万円台で建てられる
4LDK住宅などと紹介されてますが
国はこれ以上性能の低い家
(耐震性、省エネ性等で)は
建てて欲しくないのが本音
できるだけ
既存住宅を改修して住んでほしい
建てるなら
それなりの性能の家を建てほしい
そうでなければ空き家は増える
さらに将来空き家になることが
確実視される家が
建てられ続けることになってしまう・・・
だから
新築の基準はどんどん上げていきます。
それしか方法がありません。
と言うことが
国交省が発表した資料から読み取れます。
同時に
既存の住宅の改修にはできるだけ補助を出します。
手始めは窓の改修に1000億です。
新築(土地込み)か中古住宅+リフォームか
限られた予算の中で
冷静に考える必要があります。
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