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社長ブログケヤキの木の下で

2023年5月12日

その評価


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
今朝も11度で肌寒く
事務所では
ついエアコンで暖房してしまいます。
一日の平均気温も昨日は18.5度と
20度に届きません。
日中は大丈夫でも、
朝はやはりまだ寒い美濃地方です。
明日地鎮祭の大垣市内原の家
Ua値は0.25
Q値は1を切り
自然温度差も10度を越えます。
11月から4月までの
6ヶ月間の暖房費は1万円。
全室暖房で20度設定です。
電気代を38円/kwで計算してます。
でも、
同じ条件で温度設定を24度にすると
暖房代は2.1万円、2倍になるんですね。
そこで1階の掃出しサッシだけ
佐藤の窓(スマートウィン)を入れると
暖房費の1万円が9千円になります。
窓を一つ変えるだけで、
暖房費が10%削減できると見るか
千円しか下がらないのと感じるか
ここで、多くの人の頭をよぎるのは
それは幾らするの?
窓一つの単体で考えて
設置費用と
設置したことで節約できる
金額から計算する
回収年数や
コストパフォーマンス
たしかに年間千円の投資効果では
回収年数を考えると
ウン十年経っても無理です。
しかしそもそも家と言うものは
個々に分解して
投資効果を考えるべきものではなく、
家全体を一つのものとして
考えるほうが自然のように思います。
住まいの評価の対象は
立地条件やデザインを除けば
住まいの持つ性能と言うことになります。
それは耐震性であり
Ua値やQ値、C値あるいは
省エネ性と言った住まいの持つ性能で
評価されるべきものと考えます。
でも日本の住宅なんて
中古になれば評価なんてなくて
土地だけと考える方もいます。
実際の市場評価もそのようになってますし
中には高性能な住宅なんて、
住宅会社が高い家を売らんがために出した
幻想だという方もいます。
30年後になれば
今は高性能でも陳腐で普通
その時代のローコストの方が
性能も良くてデザインも時代にあってる
だから家なんて消耗品
時代時代に合わせて買っていけばいい
そんな考えの方もいますが
私はそうではありません。
きちんとしたものを建てて長く使う、
世代を超えて使う。
そういう家を建てたいですし
そういう家が評価される社会になるべきだと思います。
たとえ今はそうでなくても。

住まいを部分部分に分けて
CPや初期投資に対する回収年数を基準に考えると、

木を見て森を見ないのと同じでしょう。

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