社長ブログケヤキの木の下で
2023年7月7日
その前に
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今日も何とか晴れのようで、
梅雨時なのに天の恵みと感謝するしかありません。
(基礎工事中なので)
前回、長期優良住宅の話しをしました。
認定実績が昨年度で115.509戸
割合は29.3%
115.509戸を割り戻すと
昨年度に建てられた持ち家は
394.228戸となります。
ダイヤモンド不動産研究所の資料によれば
大手のハウスメーカーで
注文住宅を建てた人の
長期優良住宅の割合は
84.3%となっています。
(住団連2020年度実態調査)
工務店でのその割合は
10%を少し超える程度です。
工務店には長期優良住宅は技術的に、
ハードルが高いなどと言われてますが
そんなことは全くありません。
長期優良住宅にするかしないかは
住まいい手と設計者の考え一つです。
もう一度言いますが
技術的にハードルが高いなんてことは
ありません。
大手の割合が高い理由の一つに
型式認定があります。
型式認定を取っている
プラン集通りに建てれば、
面倒な申請や確認は必要ありません。
一方、工務店や設計事務所が
長期優良住宅を申請すると
審査機関へ図面を提出して
審査を受けなければなりません。
許容応力度計算で耐震等級3となると
場合によっては、
審査期間は3週間ほどにもなります。
しかも、認定された後
その書類を所轄の行政庁に提出しなければ
工事に着工はできません。
厳密に第三者に審査されるわけで、
長期優良住宅相当などと言うものではありませんから
ある意味、
工務店の長期優良住宅は安心とも言えます。
工務店や工務店で建てる人には
時間と手間がかかかりますが、
住まい手にとって
あるいは長期的に見て
日本社会にとって
必要な制度です。
長期優良住宅だけでなく
住宅性能表示制度やBELS
あるいはLCCM住宅など
様々な制度がありますが
なぜこのような制度が
次々とできているのか?
国はなぜこのような制度を
広めようとしているのか
インテリアやお部屋のコーディネートを
考えるのは楽しいですが、
その前に住宅とは本来どうあるべきか
住まいとは何かと言った
本質を考えることが大切です。
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