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社長ブログケヤキの木の下で

2009年6月26日

業界

昨日の続きです。
遮熱材、正しく理解し施工すれば、効果を発揮します。
例えば、工場で屋根まで吹き抜になっている場合など
屋根面の裏側(吹き抜けの天井面)に正しく施工すれば
それなりの効果を発揮するでしょう
輻射熱を防ぎ、体感気温をさげる効果があるからです。
体感気温が下がりますから、冷房費も安く済みます。
このブログをお読みなっている、一般の方にも分かりやすく説明すると
冬、気温が0度の時に焚き火にあたるとあったかいですね。
火と自分の間の空気は0度ですが暖かいのは火から赤外線が出ているからです。
でも、赤外線のあたらない背中は寒いですね。
つまり、自分と火の間についたてを立てれば
赤外線が遮断され温かくなりません。
工場でも同じ事がおきます。
工場では屋根面の輻射熱を直接下で働く人が受けてますので
それを遮断すれば体感気温は下がります。
では、一般の住宅ではどうでしょうか。
屋根面の裏に正しく遮熱材を施工したとして、
2階や1階に住む人の体感気温はどれだけ下がるでしょう?
小屋裏の気温は換気口がありますから
外部の空気と常に入れ替わっています、
恐らく真夏であれば36度以上になってます。
遮熱材があるとその気温は下がるでしょうか?
密閉して小屋裏を冷房で冷やす?
ぐらいなら、自分の部屋を冷やしたほうがいいですね。
小屋裏に住んで、そこで冷房をかけて生活している人なら
冷房代が少し節約できるかもしれませんが、2階に住んでいる人には
ほとんど影響は無いでしょう。
いずれにしても正しく施工してなければ効果は得られません。
実際には工場で施工するにも、かなりの費用が掛かります。
さて長くなりましたが、今日わたしが言いたかったのは
どんな新製品も工法も
ちょっと、冷静になって考えましょう
本当かな?とひとまず疑ってみましょう
特にこの建築と言う業界では必要です。
建築の世界は本当にいっぱい新製品が出てきます、
それこそ次から次へと出てきて、建材屋さんの担当者は
新製品紹介のカタログを持って毎日工務店めぐりをします。
売上第一ですから、その製品自体の性能の検証など
とてもやっていられる状況ではありません。
ちょっと、売れるとうわさの新製品はあっという間に
他社が類似の製品を作り、売り出されます。
工務店も、差別化という言葉に弱いですから
飛びつく事になります。
新製品だけでなく、家づくりの工法もそれこそ何十とあります。
こんな時代ですから、
ゆっくり時間をかけて納得いくまで考えても遅くはありません。
あせらず、あわてず、ちょっと勉強して賢く家を建てましょう。
ちなみに、ひと昔(10年ほど)前の断熱材の外壁側の包みは
アルミが吹き付けてあり今の遮熱材と同じいろでした。
でも今は違います。
倉庫を探したらありました。
断熱材 004.jpg

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