社長ブログケヤキの木の下で
2023年12月8日
教科書から
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
今朝は1.2度の川辺町ですが、
感覚的には4度くらいの印象で - それほど寒さは感じません。
事務所の外に温度計が設置してあります。
今朝は何度かを予想して、当たり外れを確認してます。
ただ、毎日やってるのに
なかなかぴったりと当たりません。
自宅から事務所までは道路を挟んで30mほど。
その間に今日は何度くらいかなと
あれこれ想定してます。
着るものは毎日同じにしているので、
厚手の服だからとか服装の違いが理由で
感じる温度が異なることはありません。
温度を感じる感覚が鈍いか
あるいは睡眠時間とか
体調や代謝が影響しているのかもしれません。
- 昨日は一日缶詰、
3年に一回の建築士の定期講習でした。
考査試験もありますから寝ている人はいません。
と言うのも、
建築関係の法令が毎年のように変わりますし、
今回は4号特例の廃止や - 省エネ再エネに関する法令も
相当変わっているので、
講習を受けないと
時代の変化につていけない建築士も・・・
法令だけでなくテキストの4割ほどは、
最近の新技術、最近の重要技術項目等
として紹介されています。
その半分以上は省エネ、脱炭素化と
木造建築に関すること
残りが異常気象と災害対策とBIM
もちろん、気密や断熱に関することも
図解や写真入りで解説されています。
建築士であれば必ず受講する訳で
その必要性については、
誰もが認識しているはずです。
この講習は法律で建築士に課されるもので
受講しないと懲戒処分もあります。
ある意味テキストは建築士の教科書ですから
YouTubeやSNSなどの
匿名や出所のわからない
情報より遥かに信頼性があります。
熱交換換気扇についても
設置例や清掃状況が、
図解や写真で紹介されてます。
テキストには
国内メーカー品では極めて少ないが
欧米ではこのタイプが主流で、その理由は云々…
建築士向けの教科書で書かれていることと
国内メーカーや住宅会社が
実際に採用したり
設置したりしている換気装置には、
大きな乖離があることが分かりますが
一般の方はそんなことはご存じありません。
設計者が建築士であれば
(営業マンのケースもあります)
当然、上記の事も習っているわけです。
何年かかるか分かりませんが、
欧米の周回遅れでそちらに向かうと思われます。
- 実務に携わる方だけでなく
これから家を建てようとお考えの方も
一度読んでいただくと、
これからの日本の住宅行政の方向が分かりますし
ネットやSNS上で発信されている情報が
今だけ金だけ自分だけなのか
あるいは誤解に基づいたものなのか
勉強不足によるものなのか
住まい手に立脚点を置いた考えなのか
いろんなものが見えてきます。
現在、住まいを設計中の方は設計者に定期講習の事を - お聞きになってみてください。
- 何かしら見えてくるものがあるはずです。
- .
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