社長ブログケヤキの木の下で
2015年6月1日
ZEH エネルギーがゼロになる家が標準になる?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
暑さに体が慣れていないせいか
不慣れな現場のお手伝い(じゃまかも)
あるいは、年齢?のせいかわかりませんが
疲労感が残った朝です。
さて、
ZEHなんて聞いても普通の方は?ですが
何の略語かというと
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス
まだ、わかりませんね(^_^)
簡単に言うと
住宅で使用するエネルギーをゼロにする、ということなんですが
え~っ
お湯を沸かしたり、コンロで料理したり、お風呂に入ったり
暖房して暖かくしたり、冷房して涼しくしたり
夜明るくしたり・・・
自分の家で生活するには全て電気やガスや灯油がいるけど
それをゼロにするの?
そうなんです、それをゼロにする家がZEH
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス
日本は2030年には新築住宅の平均でネット・ゼロ・エネルギーを目指す計画で
それに向かって動いています。
ちなみにEUは2020年に全ての住宅でその達成を義務付けています。
2020年って5年後
2030年は15年後
誰でも簡単に分かることですが
これを実現するには
1.住宅の性能を徹底して上げる
2.自宅でエネルギーを作る
この二つ。
気をつけなければならないのは
アプローチは幾通りもあって
例えば
A
1の性能向上は最低限で
2のエネルギーを作るを大規模にやる(太陽光パネルetc)
実はこれで達成できてしまう。
大手HMはこれが得意です。
この逆もありで
B
1の性能を徹底して上げ
2のエネルギーを作るは最小限の抑える
AとBの間にはいろんなやり方がありますが
2のエネルギーを作るのは設備機器ですから
メンテと交換が定期的に必要です。(お金がかかる)
1の性能向上は一度造ってしまえばそれでOK
メンテや交換は必要ありません。
これから住宅を検討される方は
こんな国の政策も意識しなければならない時代になりました。
現行の25年省エネ基準の家でこれを達成しようとすれば
相当大きな太陽光パネルが必要になると予想されます。
しかも30歳で家を建てたとすれば
60歳頃に設備機器の交換費用の算段もしなければなりません。
限られた予算ですから
私は設備にお金をかけるのではなく
その分、性能向上にお金をかけるべきだと思うのですが
ご自分の家を建てる方は
充分検討する必要があります。
資産となる家か、30年で建て替える家か、あるいは大規模な省エネリフォームが必要になる家か
出来るだけ性能をあげておけば
あとからでも設備機器は用意できますが
逆は相当お金がかかってしまいますね。
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