社長ブログケヤキの木の下で
2017年4月12日
新築予定者にとっての問題「人口減」と「住宅性能」
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ようやく雨模様の天気が回復してきましたから
現場の仕事も順調に流れそうです。
昨日の日経新聞のトップは
「人口1億人割れ2053年」でした。
2065年には8800万人だそうです。
2015年の1億2709万人からだと
4000万人近くも減少することになります。
日経新聞より
2053年というとあと36年
出生率が1.35から1.4に上がったので
前回の試算からは1億を割る時期が5年ほど遅くなったとか
しかしそれでもその期間に2700万人減少するわけで
更にこれから多少出生率が回復しても
減少の流れは止められそうにありません。
あと36年と言えば
30代半ばで家を建てると70才前後
ほとんどの方は引退されてるわけですが
その時自分の家がどこに建っているか
どんな家に住んでいるかで
生活の質は随分違ったものになります。
年金だけで十分な収入が得られなければ
70才でも働く必要がある可能性もそれなりにあるはずで
政府も定年延長を声高に言い始めています。
引退してもパネルがあるから電気代は安くなるだろうと
お考えの方もいるかもしれませんが
36年も経てばパネルも交換の時期、
住宅性能の質よりも目先のパネルを優先していれば
生活に必要なエネルギーコストはそれなりにかかってきます。
今の住宅性能の進歩を考えると
40年後にはほぼ無暖房の家が当たり前になっている可能性があります。
10年前にはパネルの1kwあたりの単価は40万ほど
現在名の通った大手では30万台の前半ですが
ドイツで使用されてる信頼性の高いパネルが
20万台前半というところもでてきました。
パネル単価が10年で半額になったということになります。
あと数年もすれば買取単価は現在払っている単価と同じか
それ以下になることが予想されていますから
売るより自家消費したほうが得ということになりますが
昼間の自家消費はそれほどあるわけではありません。
人口が2割、3割減少し、
家が大量に余る時代がすぐそこに来ることが分かっている状況で
どんな家をどこに建てるか
頭をフル回転させる必要があります。
川辺の家C
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