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社長ブログケヤキの木の下で

2024年4月12日

最小限の投資で最大限の利益を得る

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今日は快晴の予報ですが、今はどんよりした曇り空。
    多分、大丈夫でしょう。
    昨日の朝、石川県で筍が出荷されたと
    TVで報じていました。
    石川が?と言うことで慌てて竹藪に行ってみると
    既に1mほどになった筍が・・・
    先週、竹藪に行ったときは無かったので
    今更ながら、雨後の筍を実感した次第です。

 

  • 昨日は私の所属している建築士会の支部総会。
    支部長をしていましたが、
    昨日でお役御免となりました。
    2年間でしたが、肩の荷が下りた気がします。
    行政や消防をはじめ関係する機関の方をお招きし、
    祝辞や挨拶をしていただきます。
    民間の審査機関の代表者の方が、
    挨拶の中で人口減少について述べられていました。
    「簡単に言うと人口が減っていく
    (2040年、岐阜県は210万人→166万人)
    イコール家を建てる人が減少する
    私の会社は家を建てる時に出す確認申請の受付が業務
    つまり、これから
    新築の仕事がどんどん少なくなっていくが
    全体を見ると
    HMの仕事量はそれほど落ちていない
    地場の工務店や設計事務所の仕事の落ち込みが顕著
    ここにおられる皆さん、頑張ってください」
    そうなんですね
    ある意味、いい加減な家を建ててきた会社は
    退場していただく時が来たんですね。

 

  • 一方、大手のHMなどは
    性能については、国の基準をしっかり守ります。
    それは当然のことですが
    同時に、突出してそれ以上のことはしません。
    つまり、生産性の向上というのは
    最小限の投資で最大限の利益を得る事。
    基準や等級があればその範囲の中で、
    できるだけ少ない原価で
    できるだけ大きな利益を上げることになります。
    断熱性能等級4が最高等級であった時代
    HMの担当者や営業マンが
    これじゃ、ダメだから
    もっと断熱性能を上げてあげたいと言っても、
    組織の中のルールでは認められません。
    ですから国の基準が変わらない限り、
    大手はそれを越えて動くことはありません。

 

  • さて、今だけ金だけ自分だけの工務店や
  • 設計事務所、HMは論外ですが、
    基準を良くも悪くも
    越えていけないHMと言うこともできます。
    ただ、時代の流れを見ていると
    法律や各種の基準や規制は
    どうしても遅れがちになります。
    特に日本は・・・
    そんな時代の流れの中で
    どんな家を建てるのか?
    誰かに聞けば、
    誰もがそれぞれ自分の立ち位置で
    こんな家がいいですよ、となります。
    と言うことは、
    将来を見据えた家を建てるなら
    自分自身で勉強する以外ありません。
    耐震性については4号特例は縮小されますし、
    長期優良住宅の耐震性は
    従来の等級2から等級3に引き上げられました。
    (等級2で認定された家はどうなる?)
    断熱性も新たな等級5.6.7が出来て、
    来年には等級4が義務化されますし
    その数年後には
    更に引き上げられることが決まっています。
    (一昨年までの断熱性能等級の最高等級4で建てた家はどうなる?)
    勉強と言っても、
    これらの国の動きを見ていれば
    それほど難しい勉強をする必要はありません。

 

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