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社長ブログケヤキの木の下で

2019年7月12日

住まいの耐久性を考える本のご紹介


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
小雨の降っている美濃地方
明日土曜日は晴れそうですが、
連休は雨模様のようです。
2冊、本が届きました。
西方里見さんの改定された「最高のエコハウスをつくる方法」
もう一つは「住まいの耐久性大百科事典1」
こちらは 社) 住まいの屋根換気壁通気研究会 が編纂したもので
執筆者は坂本先生や松尾さん、岩前先生など10名余です。
どちらも一般の方向けの本ではありませんが
ご自分でネット検索して偏った知識や、
HMや工務店、設計事務所のいわゆる売らんがための理論を
頭の中に入れるよりは、
拾い読みでも得るものがそれなりにありますから
勉強したい方にはうってつけかもしれません。
最近はUa値やQ値、C値も一般的?になってきましたが
性能を高めることに伴って、
耐久性に関しても考慮しなければなりません。

性能向上にばかり目が行き、
耐久性に関することがおろそかになっていたり

実際に様々な不具合が起こっているケースもあって、
そのことに警鐘をならす本と言っていいでしょう。
住まいの耐久性を劣化させるものの代表は
結露や雨漏れ、水蒸気といった
隠れたところや目に見えない部分。
時間の経過とともに
住まいにダメージを与えるものですが、
特に目に見えない水蒸気の動きは
基本をしっかり押さえておく必要があります。
本書では諸外国での事例や
実際に国内でも起こった事例を交えながら
比較的分かり易く解説されています。
住まいの耐久性というのは
家を建てた方の資産がどれくらい長持ちするのか?
長持ちさせるためにはどう設計しなければならないか?
本来は実務者である設計者や施工者が
知っていなければならないことです。

事例を見ればわかる通り
水蒸気の動きなんて、そんなの関係ない
という設計も現実には多くあります。
これから家を建てる方は自己防衛と言う意味でも
知っておいて損はありませんが
少し眠くなるかもしれません。
西方さんの本の紹介はまた後日(笑

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