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社長ブログケヤキの木の下で

2020年7月29日

北海道の住宅性能の現状

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は蒸し暑かった美濃地方
どんよりした曇り空で時折雨も降りましたが
少し動くだけで滝のような汗が出てきした。
現場ではハンカチなんて役に立ちませんから
タオルなんですがそれでもそのタオルがみるみる汗で重くなっていきます。
上のグラフは昨日の​西方設計のブログ​に出ていた
北海道住宅新聞の記事の抜粋
調べてみると北海道の2018年の一戸建て住宅の着工件数は2303戸
毎月200戸ほどが新設されていることになります。
2018年で約20%の家がUa値0.28以下の家です。
新築を検討されている方でそれなりに性能に興味のある方ならお分かりいただけますが
Ua値0.28以下というのはこちらでは相当ハイスペックな断熱レベルです。
北海道では2018年で既に20%がそのレベルで建てられているわけで
流石に北海道・・
と思いきや、今後、標準にしたいと思っている工務店が45%
建ててみたいではなく、標準にしたい。と言うのです。
同じような調査を関東以西で行ったら
恐らく目を覆うばかりの結果でしょうし
調査自体が成立しないかもしれません。
つまり、あちらではUa値を計算していないところが12.2%しかないということは
ほぼ90%はちゃんと計算していることになります。
こちらでは恐らくそれは全く逆転して
90%が計算していなくて、10%ぐらいが計算している・・
これは北海道のような寒いところの話
こちらは寒さより暑さ対策だ!と声を大にして言うところもあるかもしれませんが
断熱や気密はエアコンの効きをよくするのにも有効です。
さて、この30年、断熱や気密、換気について
東北以南の地域は常の北海道の後追いをしてきました。
常にこちらから北海道に研修に行く、教えを請いに行くという構図です。
先進的な取り組みが北海道でなされ、
その仕組みが順次、日本を南下していく流れです。
ただ、グラフからはUa値0.46以下が45%近くいるではないか、
北海道でもこちらと同じ程度の家が半数近くいるから
こちらではUa値0.46でも過大設計だ、と言う方もいるかもしれません。
ただ、時代の流れや方向性と言ったものは
どちらに向かって流れているのかを見る必要があります。
省エネであるには
Co2を出さない低炭素な家であるには
健康性を維持できるには
暑さ寒さのストレスを感じない暮らし易い家であるには
どんな家が求められているのか?
Heat20のG3​を見ると
20年後、30年後の姿が見えてきます。
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