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社長ブログケヤキの木の下で

2024年5月3日

壊れたら、どうする?

 

  • こんばんは、紙太材木店の田原です。
    連休後半初日、ブログの更新が
    この時間になりました m(__)m

 

  • さて、昨日は全館空調設計講座で豊橋。
    毎度の宿題と、濃すぎる授業、
    それに続くその後の懇親会・・・
  • 脳みそが相当へたばっているところに
    アルコールが入りますから、
    酔いも早いように感じます。
    覚えているのは、あすなろ建築工房組が
    「明日は潜水艦に乗るんです!」と
    言っていたことでしょうか。
    本日の関尾さんのFBに写真が出てました。
    羨ましい・・・

 

  • さて、空調設計
    省エネをうたい文句に、世は一種の全熱交換が
    持て囃されています。
    講座では実測を基に、
    一種の全熱交換を丸裸にしています。
    実務的なお話になるので割愛しますが、
    その中で
    一般の方にも知っておいていただきたいのは
    日本社会の中にあるある種の傾向です。
    年配の方はご記憶にあると思いますが
    一昔前、TVを録画しようとすると
    パナソニックのVHSと
    ソニーのベータがありました。
    もちろん録画テープの大きさも
    異なりますから、
    お互いに互換性はありません。
    ベータ方式で録画されたテープは
    VHSのデッキでは再生できないんですね。
    逆もまた同じことが起こります。
    これはTVの録画方式の
    規格が統一されていないことから起こりました。
    皆さんの家にはエアコンがありますが
    企画が統一されてますから、
    日立のエアコンが壊れたから
    ダイキンの新しい機種に変える
    あるいは
    シャープのエアコンが壊れたから
    パナソニックに変える
    これらが当たり前のようにできるは、
    エアコンの規格が統一されているからです。
    安いエアコンなら5.6万
    取付費を入れても
    それほど費用が掛かるわけではありません。

 

  • しかし、1種の全熱交換機は
    そんなに安い訳ではありません。
    そもそも日本では1種の全熱交換機の
    規格が統一されていません。
    と言うことは、10~15年後
    機器の寿命が来た時
    メーカーは同じものを作っている?
    修理できる?
    そもそも論で、そのメーカーは存在している?
    はっきり言って、
    壊れたらお仕舞になる可能性が高い
    15年後はギリギリ大丈夫でも
    20年後、30年後は神のみぞ知る
    日本のメーカーの一種全熱交換の換気装置
    ダクトの径も本数もバラバラ・・・
    30代で家を建てると平均寿命から
    50年は住むことになります。
    一度寿命が来たら、その後は?
    メーカー?
    工務店?
    HM?
    誰かが何とかしてくれる?
    そんなはずがありません。
    10年経てば保証の対象外
    誰も何もしてくれません。
    新規に取り付けるとなれば
    排管は全てやり直し。
    つまり、天井は全部撤去することになります。
    古いマンションの排管も
    床を撤去しなければできないのと同じです。
    換気装置の入れ替えはそうなります。
    れを理解した上での一種の全熱交換
    あるいは全館空調なのか?(早ければ10年)

 

  • 設計者や工務店、HMは住まい手に
    その説明をする義務がありますが、
    聞かれなければ言わんでしょう。
    もちろん都合のいい話は、聞かれんでもします。
    省エネになりますよ
    暖房費や冷房費が安くなりますよ
    暖かい家
    涼しい家になりますよ
    フィルター交換も
    目詰まりすれば教えてくれます。
    以前うちで建てた方は
    ほらこんなに安い冷暖房費になってます。
    いい話には裏があります。
    くれぐれもご用心下さい。
    エアコンもほぼ10年で壊れます。
    エコキュートも10年
    食洗器も10年
    トイレも10年
    簡単に交換できますから問題ありません。
    でも、換気装置は違います。

 

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