社長ブログケヤキの木の下で
2021年3月15日
付加断熱+木板張り=防火構造認定
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は0.7度の美濃地方
NHKの朝の天気予報で札幌は2.7度、
名古屋は4.8度と言ってましたから
まだまだ寒い岐阜ということになりそうです。
花粉には難儀してますけれど…
紙太材木店の家では付加断熱をする方が9割以上になりますが、
ここ3年ほどは全ての方が付加断熱をしています。
同時に外壁はガルバリウムか板貼り、
あるいは塗り壁で1階と2階を分けたり、
あるいは東西南北の面で分けたりしていますが、
板を貼ることが比較的多くなります。
一般の方はまだあまりご存知ありませんが
「付加断熱+木板張り」で防火構造認定が取れてます。
簡単に言うと
都市部の準防火地域、22条地域でも板貼りの外壁が可能です。
北海道の北総研が大臣認定を取得してますから
特許も何も関係なく、誰でも使用可能な認定です。
多くの住まい手の方は
外壁のメンテナンスについて
極力コストの押さえられるもの
あるいはメンテナンス周期の長いものを希望されます。
工業製品のガルバリウムや窯業系のサイディングは、
いつの日か必ず廃盤になります。
早いものでは数年後、長くても10年くらいではないでしょうか。
その点、杉板は日本全国どこでもありますし、
50年後、100年後でも調達可能です。
普通に軒がでて、
雨がかりも普通の家の杉板の外壁は
優に50年は持ちます。
田舎住まいの私の家も含め、近隣の家でも
杉板が張られた蔵や、農家、塀など
田舎では間近に杉板の外壁を目にしますから
杉板の耐久性について疑問に思うことはありません。
岐阜の森林文化アカデミーには木造建築病理学の講座があって
杉板の対候性は20年で1ミリの風化と習います。
実際に身近にある杉板の外壁を見ている肌感覚で言うと
20年ではなく30年、40年で1ミリでしょうか。
杉板の外壁、工業製品で廃盤が無くて
価格も押さえながら高いデザイン性も確保でき
更に付加断熱をすれば防火認定もあるのですから
これからの時代もっと多く使われてもいいように思います。
もちろん、50年後、60年後の張替も
何の問題もなく誰でも安価に可能です。
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