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社長ブログケヤキの木の下で

2021年6月11日

中らずと雖も遠からず

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先日、下米田の家に点検に行ってきました。
庭の芝生が根付いてましたし、
後から住まい手の方が植えたポッドの芝も根を伸ばしてました。
庭に緑があるのは気持ちがいいですね。
青いホースは芝の散水用。
電源を入れるだけで水やりができます。


工事中の城屋敷の家のサッシを交換しました。
日射遮蔽の計画ではハニカムサーモスクリーンだったものを
外付けのシェードに変更したためですが、
外壁の板を取り外すだけで容易に交換できます。
サイディングやモルタルの吹付、
あるいは塗り壁の仕上げでは
サッシの交換は容易ではありません。
複数の職方が入りますし、
変更前と同じ仕上がりにしようとすると時間も費用も掛かります。
日本のサッシには主に雨水の侵入防止のため
サッシの外側にツバがついていますから、
交換時にはどうしても
サッシ廻りの外壁の仕上げ材を撤去する必要があります。

断熱性能に大きな影響のあるサッシは、
後から交換してとなると費用が高くなるのがお分かりいただけると思います。
もちろん、既存のサッシの内側にもう一つサッシを取り付けることは可能ですし
そのような商品も出ていますが、
家中すべてのサッシを二重にとなると
温暖地の生活に慣れている方には違和感があるのではないでしょうか。
30代で家を建てると
85歳まで住むと仮定すれば50年はその家で暮らすことになります。
少し前の​チルチンびと2017年秋93号​には
外壁の種類とメンテナンスコストの50年間の比較が出ています。

サイディング:685万

ガルバリウム:259万
モルタル+吹付:449万
左官仕上げ(漆喰等):0
石、タイル:15万
木:0
雑誌の性格が数字に出ているとも言えますが
中らずと雖も遠からず
(あたらずといえどもとおからず)
サッシは一度取り付ければ交換にはなかなかふん切れません。
あとからもう少しいいサッシにすればよかったと思っても、
時はすでに遅し…

そこに外壁のメンテナンスコストも考えなければとなると、
サッシも外壁も慎重に選択するする必要があります。

建てる時のコストも大切ですが、

建ててからどれだけお金がかかる家なのかも知っておく必要があります。

​​​10~15年程度で交換する設備(エアコン、エコキュート、食洗器、冷蔵庫、ウオシュレットetc)

冷暖房光熱費(電気代、ガス代、水道代)

それに建物のメンテナンス費用

皆さんが思っているよりはるかに多くのお金が必要です。

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