社長ブログケヤキの木の下で
2021年7月5日
性能力と
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今週の8日9日は池田町の家の建前。
天気次第ですから、するかしないかは直前の判断になりそうです。
さて、ウッドショックは新築をお考えの方だけでなく、
それなりに一般の方にも浸透してきたようです。
ウッドショックに気を取られている間に
他の様々なモノの価格も上がってきました。
そもそもウッドショックの原因と共通していれば、
他のモノも上がるのはごく自然なことです。
銅については数か月前に電気屋さんから聞いていましたから
知ってましたがここに来て、
クロス、ガルバリウム、塩ビも…
銅は住宅の電気配線に使いますし、
塩ビも排水管やクロスに使います。
既に、半導体不足から
エコキュートやパネルのパワコンも影響を受けてますし、
海外製の食洗機は受付さえできない状況で
多くの住宅資材が影響を受けています。
どの工務店も大なり小なり影響を受けていて、
うちだけは大丈夫なんてところはありません。
対策も限られてきますから
与えられた環境の中で最善を尽くすしかありません。
業種は違いますが
酒造業界(造り酒屋)もコロナの影響をまともに受けています。
飲食店向けのお酒が出ない、観光客自体がいないわけですから
多くの酒屋の売上は激減しています。
下呂市の天領酒造もその一つですが、
逆境の中にあって新たな試みをされています。
~飛騨で世界基準のモノづくりへの挑戦~
詳細はこちらをご覧いただくと分かりますが、
工務店にとっても参考になります。
山主、伐採業者、製材業者、工務店、大工職、住まい手。
多くの人の手を経て家が建てられるのはお酒と同じです。
サスティナブルな家づくりが求められる時代に
工務店はどう対応するのか、
コロナ禍だからこそ考える時間ができたわけですが、
同じ日本の文化を担う
あなたたち工務店はどうするのと
ある意味、酒造業界から突き付けられた質問状とも取れます。
どんな工務店あるいはHMが生き残るのかは明らかで、
時代の変化に対応できるところしか残れません。
業界では今回のコロナ禍でかなり淘汰されるのではと
言われていますから、
時代の変化は自分達が思っているより、相当早く動いています。
新築を検討される方も、どんな工務店やHMが生き残るのかを
見る目が必要な時代になりました。
先ず最初に問われるのは性能力。
断熱や気密、換気それに耐震性について設計できる能力と
それを担保する施工ができる能力。
この二つを合わせた性能力が問われる時代です。
ps
天領酒造は母の実家で現当主は従兄になります。
お酒の好きな方、志に賛同いただける方は応援購入をお願いします。m(__)m
*建築用語で性能力と言う言葉はありません、私の造語です。
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