社長ブログケヤキの木の下で
2021年7月16日
乾かん
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
梅雨が明けたと思っていたらまだのようで、
はっきりしない天気が続いています。
池田町の家はで防蟻処理でホウ酸を塗りましたが、
この時期は乾きが良くありません。
水分が半分あって
触ってみるとかなりの粘性があるんですね。
それに、いつ雨が降ってくるか分かりませんから
建物はすっぽりとブルーシートに覆われてます。
通風なんてありませんから尚更乾かないと言うことになります。
この状態で床合板を貼れば、
コンクリートが乾く時に出す水分とあわせて、
大量の水蒸気が床下に閉じ込められることになります。
昔の建物のように
基礎の外周部に換気口があるわけではありませんから
床下の通風は期待できません。
床に開いているのはユニットバスを設置するための開口位ということになります。
揮発性のある有機系の薬剤が土台や大引きに注入してある木を使えば
建前した後にホウ酸塗ったり、
乾かすなんて手間と時間を使う必要はありませんが、
どんな材料を使うかは設計者と住まい手の考え次第。
注入材の方がコストも手間も抑えられると聞けば、
それでよしとする方も多いのが実情。
ただ、米栂の注入材はウッドショックの影響を大きく受けてるわけで
コストが抑えられて、工期も短いが続くかどうかは?
ウッドショックは
日本の家づくりが内包している行き過ぎた資本主義を、
多くの人の目に触れさせてくれる機会となりました。
安ければいいが通用しない時代の始まりとも言えます。
もちろん、高ければいいわけではないところが日本の住宅。
これから家を建てる方は、
住まいを見る目を養う必要がある時代になりました。
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