社長ブログケヤキの木の下で
2024年5月31日
富の蓄積
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
昨日は空調講座で大阪
西紋建匠さんの ゆっくりばこ が会場です。
社長の西さんとは
MOKスクールや北海道断熱研修など
最近会う機会が多いのですが、
奥様の村上あさひさんとは初めて?お会いします。
村上さんは
三澤先生のエムズ建築事務所のご出身で
現在は一級建築士事務所MUKを主宰されています。
三澤先生繋がりで住宅医の検定会でも
一緒だったようですが、 - 検定会の発表のことで頭がいっぱいで、
お会いした記憶が全くありません。
ただ、FBでは何年も前から友達になっていますから、
恐らく住宅医がきっかけでしょう。
村上さんのMUKが設計で
西さんの西紋建匠さんが施行という
二人三脚の体制でやっておられます。
- ゆっくりばこへは
栂・美木多駅から歩いて行ったのですが、
15分ほどの間に何件もの立派な家の前を通りました。
立派な家と言うのは日本家屋のことで、
それも最近建てられたのではなく
恐らく戦前からある家々で
長屋門がある家も多くありました。
グーグルマップで見て頂くと一目瞭然ですが
その家々がポツンポツンとあるのではなく、
そこら中にと言うか
そのエリア全体がそんな家だらけです。
昔からの歴史のある堺ですから
富の蓄積もあるわけです。
ここまでとは思いもしませんでした。
- 戦後、世代が代わる度に
住まいを建ててきた日本ですが、
そんな世界とは無縁な地域が
堺にはありました。
この街を見れば世代が代わる度に家を建てる、
あるいは
建てざるを得なかったかもしれませんが、
それがいかに各個人の富を
消費してしまうことなのかがわかります。
どんな家を建てるのも自由かもしれませんが、
これから建てる方の家は
少なくても基本的な性能である
耐震、断熱、気密、換気について、
次の世代、その次の世代に通用する性能を - 持たせる必要があります。
自分のお子さんが住まなくても
お子さんと同じ世代の人が
多大な改修費用をかけなくても
受け継げる家であれば、
その家は残っていきますし
世代が代わる度に
背負わされてきた住宅ローンからも解放されます。
- あのような立派な家を建てる必要はありませんが、
次の世代にも通用するような性能でなければ
その住宅は昭和の時代の
消費されていく消費財と同じと言うことになります。
健康のためとバスに乗らず、
駅から歩いて行ったおかげでいいものが見れました。 - 冒頭の門は長屋門で、材は全てケヤキです。
- 扉はケヤキの一枚板でブックマッチになっています。
- .
Category
- 家づくりのたいせつな話(513)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(413)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(91)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(176)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(66)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)