社長ブログケヤキの木の下で
2022年3月11日
まだ先が…
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨夜はZOOMで全館空調仲間で打ち合わせ中、
インターネットが突然切断…
時々そんなことが起こるのですが、
30分ほどすると自然に回復しますので普段は放置しています。
今回は悠長に待ってるわけにもいかず、
あれやこれやで何とか5分で復旧!
月末の発表に向けての資料作りがなんとかできそうです。
ということで何気に
「全館空調」で検索したら、最初に出てきたのが
「全館空調を導入して後悔した声を集めました。
後悔事例を徹底検証」
・・・・・
検索で上位に挙がってるということは
それなりに注目されているわけで、
一般の方も意識されているということでしょう。
全館空調、それをどんな設備でするか?
実は、複数のやり方があって
1.換気扇(壁付け)とエアコン
2.換気システム(顕熱)とエアコン
3.換気システム(全熱)とエアコン
4.換気システムとエアコンが一体になった設備
簡単に言うと空調は、
温度、湿度、風の量(換気)、清浄度などを調節しますが
換気は空気の入れ替え。
上の1は
換気と温度の調節(換気扇とエアコン)
2は
換気と温度、清浄度の調節タイプ(換気システムとエアコン)
3は
換気と温度、湿度、清浄度の調節タイプ(換気システムとエアコン)
4は
全部を一つの設備
後悔の声があるのは主に4です。
住宅事業者がいいことばかり言うのと、
実は空調設計をよく知らないから。
もちろん
3でも一種の全熱式熱交換換気装置を入れたのに、
湿度が上がらない、下がらない
暑い、寒いはよくあるケース
すべて、設計者といいことしか言わない営業担当者の責任。
工務店の多くが一体式の4ではなく、
換気システムとエアコンを使うのは
初期費用やメンテナンスを考えての事で、
全室暖房、全室冷房とも言います。
ただ、換気システムを使えば何でもいいのかというとそれもNGです。
どの部屋に
どのくらいの温度の空気を
どのくらい送るのか
そこまで自分で設計できなければいけませんが、
そんな設計者は実は多くはありません。
その意味で言えば
日本の住宅性能の向上は発展途上で
まだまだ先があるということになります。
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