社長ブログケヤキの木の下で
2022年7月13日
80年
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は快晴(5時30分現在)気温は22.5度ですが、湿度は95%
不快指数は72.1(暑くない判定)
この程度なら快適そのものですが、
1時間もすれば気温が上がって蒸し暑く感じるでしょう。
環境省 報道発表資料より
動画はこちら
さて、2100年の天気予報、3年ほど前に公開されたものです。
今年家を新築された方は80年後ですから多くの方は亡くなっていますが、
ひょっとして存命されてる方もいるかもしれません。
(30歳だとすると110歳!)
お子さんたちは?
女性の90歳の生存割合は52.8%
男性は28.1%
4割くらいの方が存命ですが、
80年後ですから医療技術の進歩を考えれば
恐らく半数以上の方が存命となります。
つまり、今年家を建てる子育て世代の方のお子さんたちの半数以上は、存命と言うことになります。
もちろん、建てられた住宅も社会が必要とする家であれば
残っているはずです。
では、社会が必要とする家って?
デザイン住宅
インテリアが素敵
間取りがいい
動線がいい
どれも個人の好みの影響が大きく、社会性とはあまり関係がありません。
極論すれば求められるのは、
一次エネルギー消費の少ない家
耐震性の担保された家
に集約されます。
上記の個人の好みは、それらが出来ている上での話しとなります。
住み継がれる家
次の世代に残せる家
お子さんやお孫さんの世代が喜んで住んでくれる家
なんでそんなことしなきゃいけない?自分の家だから自分の好きにする
と言っていられない時代が始まります。
2025年には省エネ基準が義務化されますが、
(一定の断熱基準以下の家は建てられない)
順次その基準が引き上げられていくことは誰でも予想がつきます。
そうでなければ、上の天気予報の通りになってしまいます。
ご自分の建てる家が
80年後と言わず、20年後、10年後でも必要とされる家かどうか
断熱性や耐震性については、ある程度の予測がつくだけの資料や情報は
ネットで検索できる時代です。
はっきり申し上げれば
耐震等級1
あるいは2025年に義務化される断熱性能等級4
(2022年3月までは最高等級、しかし4月からは等級5が新設され、
10月にはさら等級6.7が新設される)程度では、
将来社会が必要とする家とはならないとみるべきでしょう。
子供たちの世代が家を新築することで、
多額のローンを背負わなくても済む時代にする必要があります。
そのためには、きちんとした性能の家を建てることが求められます。
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