社長ブログケヤキの木の下で
2024年7月17日
建替えの前に
- ハーフユニットバス
- こちらは、週末に平屋リノベーション完成見学会します
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
今朝は21度で95%
湿度が95%あっても気温が21度だと
違和感はありません。
不快指数は
暑くないと心地よいの間くらいでしょうか。
そろそろ梅雨明けの気配ですね。
- 本日は建て替えに伴う解体工事の現地調査。
既存の家を解体するのには
実は心情的に抵抗があります。
まだまだ使えてもったいない・・・
もちろん様々な事情がありますし
当のご本人も考えた末のことですから、
いろんなアドバイスはできても
最終的な判断は当事者となります。
家を解体するなんて経験は
家を建て替えない限りありませんが、
今後予想される溢れる空き家時代には
使い道のない
売れない
相続した親の家を解体して、
更地にして国庫に返納という
ケースも増えると思われます。
と言うのも空き家に対する固定資産税の減免は
遠くない将来、
段階的に廃止の方向と思われるからです。
家を解体する、その費用は自分の負担です。 - 問題はその解体費用
廃材処理費も高騰してますし
アスベストの問題もあります。
ほぼどんな家でもアスベストが使用されていると思って
間違いはありません。
なので解体工事をする時は、
全ての家でアスベストの
事前調査が義務付けられています。(もちろん有償です)
何にアスベストが含まれているか?
検索していただくと、こんなものにもアスベストが…
事前調査はサンプリングして
検体を専門機関に送って
判定してもらうことになります。
もちろんサンプリングは複数で、一体毎に検査となります。
廃材の分別処理
アスベストの解体作業者の
長期に渡る健康管理等
コストが上がることはあっても下がることはありません。
- 自分でも不思議なのですが、
プレハブ住宅の解体にはそれほど抵抗はないんですが、
木造住宅の解体にはなんだかなという
もやもやとした感情が湧いてきます。
特に瓦の屋根で真壁で日本家屋を体現したような家は、
再生工事を経験している設計者や
工務店から見ると
いかようにでも再生できると分かっています。
その経験がない
設計者や工務店、HMと相談すると
「建て替えた方がいいですよ」
・・・・
岐阜の田舎で日本家屋を体現したような家は
40坪を越えますし、
鉄骨の車庫があったり庭や植栽もあります。
となれば解体工事費は皆さんが思っているより
遥かに高額で片手くらい(500万)
あるいはもっと、覚悟する必要があります。
それだけあればスケルトンにして
基礎も含め耐震補強ができます。
- 建て替えをお考えの方は
最初に行った相談先のHMや工務店、設計者が、
どういう考えの持ち主かでその先は大きく分かれます。
どこに相談に行くか?
その事前調査や情報収集が
運命の分かれ道かもしれません。
- .
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