社長ブログケヤキの木の下で
2021年8月6日
匂いが
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
朝の6時
既に26度で81%の美濃地方。
昨日も暑かったのですが、
今日もかなりの暑さになりそうです。
昨日の午前中は城屋敷の家。
手洗いの排水管から匂いがしてましたからその補修です。
漏気個所を確認する簡単な方法は
台所の換気扇をオンにし、
換気装置の排気を最大にする。
つまり、家の中を減圧することで、
隙間や穴があればそこから空気が入ってきます。
水の溜まってない排水トラップなどは筆頭ですが、
設備機器や配管、配線ルート
玄関ドアや引違いサッシの召合せ部分など、
手をかざすだけで漏気していればとても良く分かります。
特に設備機器は気密の事などほとんど考えられていませんから
建築側での対処が必須。
ガス乾燥機の乾太君もその一つです。
漏気個所があれば空気だけでなく、
乾燥時の水蒸気も入ってくることになります。
逆止弁を付けただけでは安心できません。
今回はトイレ内の手洗いの排水接続部のお話。
写真のように配管はQの字型に一回転しています。
Qの字の下半分に水が溜まり
そこから先の匂いが上がってこないようになっています。
問題はそこから先で起こっている可能性があります。
床の穴を覆うように金属のカップが置いてありますが、
そこを開けるとこんな具合です。
ゴムのキャップが
床からの配管に被せてあり、
そこに手洗いの金属の配管が差し込まれています。
ゴムのキャップがきちんと被さっていなければ
隙間が生じて家の中が減圧され、
そこから匂いが上がってきます。
でも、匂いがしないんですね…
前回はキャップがきちんと入っていなかったと思われます。
隙間があれば配管の内側から見れば光もわかるわけで、
匂いだけでなくGもそこから侵入してくる可能性があります。
高性能になればなるほど
従来の家づくりでは問題にもならなかったことが、
問題を引き起こすことになります。
断熱や気密に対する細部の納まりは
最終的には人の眼で確認する以外なく、
それを誰がするか?
チェックシートを作れば誰もができるわけではないところが、
難しいところである。
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