社長ブログケヤキの木の下で
2016年2月19日
APW 樹脂窓シリーズ ZEH編が面白い
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝も氷点下
まだまだ寒い美濃地方です。
前回APWのカタログの話をしましたが
新しく出たカタログで
APW 樹脂窓シリーズ「ZEH編」
というのがあります。
このカタログがよくできています。
というのも
YKK、APWを宣伝するために
ここ数年住宅の温熱環境の専門家を講師に
APWフォーラムなるものを全国各地で開催していますが
そこで講師の方が話された内容がひとまとめになってるいて
パワーポイントでの講義がそのまま冊子になった印象です。
一般の方が読んでも
フムフムとそういうことなんだとわかり易く解説してあります。
こちらからご覧になれますし、
ダウンロードもできますから
これから新築をご検討される方で
ZEH(ゼロエネルギーハウス)に興味のある方は必見です。
面白いところが多くあるのですが
一般の方にも興味を持ってもらえそうなのがこれ
YKK APW樹脂窓シリーズ「ZEH編」より
サッシの断熱性を
断熱材の厚さに置き換えた時の図です。
これを見るとサッシの断熱性がよくわかります。
昔ながらの一般的なアルミサッシ(ガラス1枚)は
断熱材に置き換えるとなんと0.2ミリの厚さ
ほとんど何も無い状態と同じ
単に風を防いでいるだけだった・・・
ローコスト住宅ではいまだに使われている
アルミサッシにペアガラスのサッシ
これで断熱材に置き換えると4ミリの厚さ
0.2ミリも4ミリも
どっちもどっちのレベルです。
枠をアルミではなく樹脂にしてLOW-Eガラスのペアガラスにして
ようやく3センチの厚さ
でもよく考えてみてください、
あなたの家の壁の中の断熱材が3センチの厚さだと言われたら
家のいたるところに(窓のあるところ)3センチ断熱材しか入っていないところがあるとしたら
営業担当者からペアガラス(アルミ)ですから
断熱性があります、
以前より何倍もありますよ(確かに4ミリは0.2ミリの20倍だけど)
ということで
家を建てる側も勉強しなければなりません。
家の中を暖房しても暖かさの50%はサッシから逃げて行きます。
壁からは20%ですから
限られた予算をどちらに使うか、
費用対効果を考える必要があります。
温熱環境に詳しい工務店が
熱計算プログラムを使えば
断熱性を高めるための費用対効果や
(断熱材やサッシの違いによるそれぞれの費用と予想される暖房費の比較)
ひと冬の暖房費だけでなく
給湯費も出すことができます。
2020年には国の制度がガラリと変わります。
新築した家が2020年になったらいきなり型落ちでは
寂しいものがあります。
このYKKのカタログ
ダウンロードしてみても損はありません。
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