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社長ブログケヤキの木の下で

2024年6月12日

リサイクルだけど

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    本日も快晴、気持ちのいい朝です。

 

  • 今朝の日経新聞に太陽光パネルの
    再利用義務化の記事が出ていました。
    記事によると耐用年数が20~30年、
    2030年代半ばに寿命が来るパネルが
    増加すると予想されるのでその対策とか。
    来年25年には、関連法案を出すとあります。
    家電がリサイクルの対象なのは、
    ご存知かと思います。
    もちろん冷蔵庫やTV、
    洗濯機もリサイクルの義務があって
    所有していた人がリサイクル費用の負担する仕組みです。
    自動車も同じですが
    資源の有効活用や環境に対する負荷の低減など、
    リサイクルすることでの
    様々なメリットが社会全体にあります。
    単に、廃棄して埋める
    あるいは焼却することと、
    リサイクルすることでは
    一定の費用が掛かることは同じでも、
    長期的な視点に立てば多くのメリットがあります。

 

  • 最も身近なゴミの分別は、
    既に誰もが当たり前と思うようになりました。
    住まいの設計時にも
    分別用にゴミ箱の設置は何種類か検討しますし、
    資源ごみと言われる缶や
    ペットボトルなどの置き場所も同様です。
    生活用品のほとんどが、
    既にリサイクルされる時代とも言えます。

 

  • 上の写真はカップボード(食器棚)の引出しです。
    引出しの箱の部分ではなく、正面の板の裏側です。
    三つの穴は引出しの把手を固定するビスの穴
    二つのプラスチックの穴は
    引出しの箱とこの板を固定するためのもの。
    パーティクルボードと言われる
    細かな木片を合成樹脂で固めて
    圧縮したもので、
    木材のリサイクル品と言えます。
    そのボードに塩ビ加工のシートが張ってあります。
    シリーズの中では上位の部類です。
    塩ビシートの木目の印刷は、
    上位になるほど本物らしくなります。
    もちろんシートは
    その会社のオリジナルですから
    同じものは手に入りません。
    扉や引出しの付いている箱は、
    パーティクルボードに塗装がしてあるものです。

    木材のリサイクル品で作ってありますから
    環境にも優しく
    負荷がかかりませんSDGsを意識した商品です・・・

 

  • 設置して10年とか。
    残念ながら、この商品のリサイクルはできません。
    扉や引出しの面材なので取り外して、
    家具屋さんに作り直してもらいます。
    もちろんパーティクルボードに、
    塩ビシートを張るのではありません。
    家具や扉だけでなく
    住まいに設置されるものは、
    できるだけ長く使えるものがいいです。
    そして、いつでもどこでも
    容易に手に入り、
    誰もが直せるものが。
    大手の建材メーカーの
    このクラスと比較するなら、
    造作で作っても
    金額的には同程度かお値打ち。
    ホテルライクなデザインもいいですが、
    一般の住宅はホテルや店舗の内装のように
    一定期間毎に、内装をリニューアルする訳ではありません。

 

  • 上の写真のようになるのは
    偶々偶然かもしれませんが、
    その作りは金額に見合ったものかどうか。
    どう思うかは人それぞれですが、
    シュールームでそれを目の当たりにすると
    いいやん、
    これで十分と思ってしまう人も・・・
    コストに見合っているか
    何十年も使えるか
    補修はできるのか
    リサイクルは?
    見栄えだけでなく、
    他にも検討要素はあります。

 

  • .

 

 

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