社長ブログケヤキの木の下で
2024年10月11日
心地よい空間とは
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
先日の新住協の総会で話しを聞いたり見たり、
いろんな人の意見を聞くと
いろいろ思うことがあります。
帰りの新幹線の中で浮かんだ考えを
忘備録的に書きます。
- 人はなぜ、家を建てるのか?
安全安心を求めてとか
人それぞれと言ってしまえばそれまでですが
その目的は何か?と
何度も突き詰めていくと
最後には、
心地よい空間を求めてと・・・
住まいにおける心地よい空間は大きく分けると
住まい手サイドで
作り上げるもの
設計サイドで
作り上げるもの
それに
周辺環境によるもの
この三つが主な構成要素です。
- 断熱や気密
換気や冷暖房装置などは
心地よい空間を作るための設計者側の手段、
あるいは責任といえるでしょう。
もちろん間取りなどの設計プランや
選択された素材
例えば
床壁天井の材料、ドアなどの建具も
設計者サイドで作り上げるものになります。
更に周辺環境は変えられませんが
利用することはできますから、
心地よい空間を作るために
いかにそれを設計に取り入れられるか
- さて、住まい手サイドが作る心地よい空間とは
お気に入りの家具、椅子やテーブル
花や植栽
ちょっとした小物や本
旅のお土産、思い出の写真など様々ですが
それらが
目の届くところ
手の届くところ
つまり、それらが身近にある空間が
心地よい空間となります。
ポイントは
その人が気に入ってるものであること。
でも、住まい手サイドが出来るのは
残念ながらそこまで。
いくらお気に入りの空間でも
なんだか寒い・・・
ふと窓の外を見たら
誰かがこちらを覗いている・・・
カーテンを閉めると
閉じ込められたような・・・
- さて、お気に入りは人それぞれですが
人の手で作られたもので
古いものは人を惹きつける何かがあります。
古いもので残っているということは
多くの人の手で大事にされてきたからに
他なりません。
骨董屋さんが世界中にあるのも頷けます。
日本でも北欧のビンテージ家具などは、
根強い人気があります。
間取りや生活動線
あるいは最近は
性能も叫ばれていますが、
それらは当然のこととして
日々の生活をより豊かにする心地よい空間は
設計者だけでなく、
住まい手も参加することで
より充実したものになります。
- 今までの経験から
心地良いと感じる空間は
お気に入りのものが身近にあり
四季を感じる植栽があり
自然な素材に囲まれ
暑さ寒さと言ったストレスを感じない
そんな空間を
日本人は心地良いと感じるようです。
性能だけでは
得られない
心地よい空間
あなたが
本当に家を建てる理由は
心地よい空間を求めてるから
なのかもしれません。
次回からもう少し
心地よいと感じる空間を深堀していきますね。
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