社長ブログケヤキの木の下で
2024年10月14日
心地よい空間とは (2)
- こんばんは紙太材木店の田原です。
更新が遅くなって、こんな時間になりました m(__)m
午前中はリフォームの打合せ
午後は?
障子の張替え(^^♪
以前、定期点検にお伺いしたのですが
換気装置の排気の確認をした時、
狭い所だったので体がふらついた時
うっかり、障子に手をついて破ってしまったんですね。
その補修に岐阜市内の大福町の家に行ってきました。
今日は岐阜に天皇陛下が来られる日。
お巡りさんはいっぱいいますし
交通規制もそれなりに。
国旗を持ってお迎えする一般の人も沿道に溢れていました。
迂回、迂回をしながら
何とか張替えを済ませてきました。
障子の張替え
You Tubeなどにも出てますが、
誰でも簡単にできますから
是非一度トライしてみてください。
トライなんて言うとハードルが高く聞こえますが、
鼻歌交じりで誰でもできます。 - (剥離剤で簡単に剥がせます)
- さて、心地よい空間
設計サイドの話です。
閉じられた空間では安心できない。
閉じられた空間とは
見通しが出来ない空間を言います。
つまり、周辺の状況が分からない空間では
人は安心できません。
敵が、捕食者が
あるいは自分や家族に
危害を加えるものが近づいてきても
分からないからです。
いち早く危険に気づくことで、
自身の身の安全を確保できるわけです。
ある意味、それは本能的なものです。
人が安心、安全を感じるには
見晴らし
見通しが必須です。
心地よさの前提として
安全安心を確保するための
見晴らし、見通しという
本能に起因する状況が必要になります。
- 京都や各地の古刹、
あるいは屋敷と呼ばれる
各地の古くからの建物は庭に囲まれています。
各部屋は壁ではなく建具で仕切られ、
建具を開ければ建物の四方に庭があり
周囲の状況が見て取れることになります。
敵が、不審者が
いるのかいないのか
庭の砂利に波を打たせておけば
誰かがそこを通れば必ず跡が残ります。
本能的な安心を確保しつつ、
そこに枯山水などの芸術的な要素を入れ
住まい手の目を楽しませる。
もちろん現代の街中の住宅のように
東西南
あるいは
東西北を
隣家に囲まれた住まいも数多くありますし、
狭小地では
四方を囲まれた住まいもそれなりにあります。
- さて、設計者がそんな状況の中で
どんな心地い空間を
あなたのために用意してくれているのか?
ともすれば一般の方は間取り優先、
生活動線優先になり勝ちですが
心地よさの本質はそこにはありません。
言うまでもありませんが、
Ua値や断熱性能等級は
心地よさの一つの手段でしかありません。
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