社長ブログケヤキの木の下で
2019年7月24日
2台のエアコンを冷房と暖房で稼働させる
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今日は、ようやく梅雨明け宣言が出るかでないか
というところまで来ましたが
今年の梅雨はとても長く感じました。
今朝は25度で75%ですが
昨年の夏の猛暑の時
打合せに伺った家で
室内の気温が低く少し寒いくらいだけど
湿度が高く不快という経験をしました。
感覚的には夏の洞窟の中で
鍾乳洞や大谷石の採掘場の中に入った時の感覚でしょうか。
冷っとして涼しいけれど湿度はかなりあるという状況です。
換気装置に全熱交換機を使った家はまだそれほど多くなく
大半の家は第三種の換気扇
外気がそのまま室内に入りますから
冷房すると気温は下がっても湿度が高いというケースが多くあります。
湿気を取ろうと更に設定温度を下げると風量は増える、消費電力は上がり
相対湿度も上がって、更に不快になるという悪循環です。
昨日の朝の事務所は24.7度で湿度が81%
気温はよくても湿度が高く
汗かきの私は事務所内を少し歩くと額に汗がにじみます。
もう10%湿度を下げたいですが
気温はこのままにしたい。
4段ありますが、一番下が室内の気温と湿度
3番目の22.8度、湿度95%は外気
エアコンを細工して
1時間ほどで気温は下げずに、10%湿度を下げることができました。
その時の外気は26.9度で湿度は83%
お昼でも24.9度、湿度70%を維持できています。
外気は29.9度で湿度67%
この時の不快指数は80.8になりますから
7割近くの方が不快に感じるエリア
どうしたかと言うと
右のエアコンで暖房し
左のエアコンで冷房したわけです。
目論んでいたのは
室内の上部を暖かい空気にしてそちらに水蒸気を拡散させ
人が活動する頭までの高さの相対湿度を10%下げるというもの、
絶対湿度15グラムは変わらず室内上部の気温を上げることで相対湿度を下げて
不快感を減らそうとしたのです。
シーリングファン2台も稼働させて緩く室内空気を撹拌してました。
水屋の換気扇も回しながらでしたから外気も相当量入ります。
最初からエアコンの除湿機能を使えばという考えもありますから
条件が同じような日を選んで実験する必要がありますが
換気扇を回して相当量の水蒸気が外気から入りますから
エアコンの除湿機能だけでは困難でしょう。
一般のどの家庭でも使える手法ではありませんが
広い吹抜けのある家で室内の空気が一体的で
尚且つ2台のエアコンがその空間にあれば可能かもしれません。
再熱除湿よりは省エネです。
人によって暑さ寒さの感じ方は異なりますし
エアコンの冷気が寒くて、湿度が高いという状況は
それほど頻繁に起こるわけではありませんが
水蒸気はエネルギーを持っていて
取り除くにはそれなりのエネルギーが必要です。
でも、エアコンはスカスカの家では水蒸気を取り除くのはそれほど得意ではありません。
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