社長ブログケヤキの木の下で
2019年12月13日
新住協 中部東海支部勉強会
芽吹き始めた春の頃のケヤキ。(現在は95%ほど落葉しました…)
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨夜は新住協の会澤さんと金子さんのお疲れ様会。
午後に次回に発行する東海北陸の高断熱住宅の打合せと
支部研修会がありましたから、それに合わせて開催したものです。
内容的にはこの家にして良かった4号の裏話もあって
興味深いものでした。
会澤さんが直接住まい手に取材してますから、
軽井沢の大手IT企業の役員の別荘の改修の話や
サイディングの凍害と通気層の関係
浴室(ユニットバス)の天井を見ればその家の断熱性能がわかる
などなど…
面白いのは、
直近で新住協が出している各地域の高断熱住宅を紹介した本に掲載されている住宅100棟の性能の集計でしょうか。
その本は
北東北の高断熱住宅1号 25棟
南東北の高断熱住宅2号 23棟
北関東の高断熱住宅7号 14棟
東海北陸の高断熱住宅2号 23棟
この家にしてよかった 1〜3号 14棟
合計100棟の家の集計で、
真面目に高性能な住宅を建てている工務店や設計事務所の平均的な数値がわかります。
サッシについては
75%が樹脂サッシ
5%が木製サッシ
アルミと樹脂の複合サッシが20%
防火の関係もありますから、
アルミ樹脂が2割というのは妥当な数字でしょうか。
そのサッシで使われるガラスはどうでしょう。
42%がトリプルガラス
58%がLow-Eペアガラス
一般のペアガラスは0
当たり前といえば当たり前でしょうか、
住宅の熱損失が計算できれば
単なるペアガラスを採用する選択はありません。
大手のハウスメーカーでも標準的に採用しているのは
アルミと樹脂の複合サッシですから、
樹脂サッシと木製サッシの採用率合わせて80%というのは
世界標準レベルです。
換気装置については78%が熱交換式、
第3種換気が22%
付加断熱の採用率は85%
この数字はもう少し少ないと思っていたのですが、
改めて新住協のレベルの高さを感じた次第。
大阪でも、徳島でも広島でも岐阜に比べたら暖かい地域ですが、
そこで付加断熱すれば当然エネルギー消費もより小さなものになります。
さて、サクッとQ値とUa値
Q値の全棟平均は1.17
Ua値の平均は0.36
Q値1未満が33%、1〜1.24が32%
Ua値0.3未満が16%、0.3〜0.34が36%
一般の方で少し勉強されている方は
Q値やUa値に目がいくかもしれませんが、
これらの数値は一つの指標と考える必要があります。
ともすればこの数字が目標になってしまう傾向がありますし、
工務店や設計事務所の担当者でさえこれらの数値を強調します。
目的は何かを考える必要があります。
数値競争にあまり意味はありません。
ということで
真面目に取り組んでいる新住協の平均的な数字の紹介をしましたが、
実は新住協の会員も全国に800社ほどいて玉石混交。
会員だからといって真面目に取り組んでいるかどうかは別。
残念ながらご自分で判断するしかありません。
Ua値やC値といった数値をやたら強調するところには、
その目的は何なのか聞いてみるのも一つの判断材料かもしれません。
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