社長ブログケヤキの木の下で
2020年10月2日
再度のお勧め タイルカーペット
カーペット敷きにした寝室。ベッドから降りる時も膝にも優しい。城東通の家。
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
新住協の総会も例年になく地味な総会でしたが無事終了しました。
前回書いたタイルカーペット
総会後の有志の懇親会で鈴木さん(鈴木アトリエ)から
「田原さん、カーペットの話、激しく同意ですよ。
随分住まい手に提案してるんですが全て討ち死にです(笑)」と
Heat20のG1、G2レベルで
それなりの換気や暖房の工夫がしてあれば別ですが、
最近流行りの床下エアコンだけでは
2階の床の表面温度は17度から18度。
ISO7730が推奨する床の温度は靴を履いていても19度以上です。
17度のフローリングは素足や靴下だけではしのげません。
結局2階にもファンヒーターやエアコンが設置されることになります。
実際紙太材木店の南の事務所は薪ストーブで暖房しますが、
気密は全く取れてませんから、
室温は24度でも冷気の侵入で床の表面温度はまさに17度か18度。
これでは靴を履いていても膝から下の冷感はとれません。
Heat20のG1G2レベルで換気も暖房も工夫されて現在建てられている家は
どれだけあるでしょう?
ほとんどの家はそのレベルには達していません。
となると限られた予算で
より暮らし易い、より省エネな環境となると、
まさに2階のタイルカーペットは理にかなっています。
以前訪れたアメリカのテキサスでもシアトルでも
1階はタイルやフローリングでも、
2階の床は基本的にカーペットでした。
靴文化ですから2階がフローリングでは足音が1階に伝わってしまうことや
価格を抑えることができる事が理由です。
フローリングの床にゴロンと横になっても楽ではありませんが、
カーペットなら大人でも小さなお子さんでも抵抗はありません。
特に小さなお子さんがいれば転んで頭を床にぶつけた時も、
フローリングよりカーペットのほうが衝撃は小さくて済みます。
ご自分の家なのですから
人の目なんて気にすることはありません。
いいと思ったら一度お考え下さい。
カーペットの床の家で検索すると、
今でも数多くの新築の家で使われていることが分かります。
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